こんにちは。みやっちょです。
昨日飲んだバローロはイタリア・ピエモンテ州のワインでした。
ピエモンテ州はトスカーナ州と並ぶ高級ワイン産地で、バローロ以外にもオススメのワインがたくさんあります。
今日も楽しみながら勉強しましょう。
ピエモンテ州のおすすめワインは
ピエモンテとは「山の麓」を意味します。ソムリエ試験過去問に出てきてた気がしますので書いておきました。「山の麓」
さて、ピエモンテ州のおすすめのD.O.C.G.ワインを見ていきましょう。
まずは、バローロと同じブドウ品種を使ったD.O.C.G.ワインから
ネッビオーロを使ったピエモンテ州のD.O.C.G.ワイン
Barolo バローロ
前の記事で紹介した「ワインの王」「王のワイン」ですね。
赤ワインのみ。ブドウ品種はネッビオーロのみです。
Barbaresco バルバレスコ
「バローロの弟」とも呼ばれています。「ピエモンテの女王」などとも呼ばれています。
こちらも赤ワインのみ。ブドウ品種はネッビオーロのみです。
バローロと飲み比べてみても面白いと思います。
男性へのプレゼントはバローロ。女性へのプレゼントはバルバレスコ。みたいな感じでも面白いですよね。
Gattinara ガッティナーラ
「バローロ以外で造られる最高のネッビオーロ」と称されるワインです。
こちらも赤ワインのみ。ブドウ品種はスパンナを90%以上使用です。
出ましたよ。「最高のネッビオーロ」と言いながら、使用ブドウ品種はスパンナ。
そうです。スパンナ=ネッビオーロなんですね。こういうのがたくさんあります。しかもソムリエ試験で良く出題されます。
ちょっとワインに詳しくて、バローロ好きって人に、こんなワインもあるんだよ。知ってる?飲んだことある??ってプレゼントするのも良いですよね。
自分でバローロやバルバレスコを飲んでみて気に入ったら、次はガッティナーラを試してみるのも良いですね。
同じく
Ghemme ゲンメ
赤ワインのみ。ブドウ品種はスパンナ85%以上使用です。
これはソムリエ試験では出ますけど、私は実際に店舗で見たことないです。そもそも、この店にゲンメあるかな?って探した事もないですけど。マニアックですね。
でも実際にお店で見つけたら嬉しいですよね。
Roero ロエーロ
このD.O.C.G.では、赤ワイン、白ワイン、スプマンテを造ることが出来ます。
スプマンテとはイタリアでのスパークリングワインの総称です。
バローロには白ワインが無いのに対し、ロエーロは赤ワインも、白ワインも、スパークリングワインもあるということです。
2014年のソムリエ(ワインアドバイザー)試験でズバリ『白ワインと赤ワインの生産が許可されているD.O.C.G.を一つ選んでください。』のように出題されていますね。
赤ワインはネッビオーロ95%以上、白ワインとスプマンテはアルネイス95%以上使用です。
以上がピエモンテ州でネッビオーロを使用したD.O.C.G.ワインです。
豊富な酸、しっかりとした渋みと苦味が特徴のネッビオーロ。一時は、私もお店で安いバローロとかバルバレスコを見つけるたびに買って飲んでましたね。
ピエモンテ州のその他のおすすめD.O.C.G.ワインは
ちょっと勉強色が強くなってしまったので、もう少しゆるく美味しくいきましょう。
やはり、お店などでよく見かけるようなワインが良いですよね。今はインターネットで様々なワインも手に入りやすいと思いますが、ぶらりとお店に入って「あったあった。飲んでみよう。」っていう方がなんか楽しめますよね。何かと別の発見もあると思いますし。
本もそうですよね。本当に欲しい必要な本はネットで購入しても便利で良いですけど、本屋をぶらぶらとすると目的の本以外の面白そうな本に出会ったりと新しい発見がありますよね。
という事で、考えると
アスティ、ガヴィあたりですよね。
D.O.C.Gではないのですが、D.O.C.ワインでドルチェット・ダルバもよく見かけるので紹介したいと思います。
Asti アスティ
これは、ワインショップへ行かなくても、スーパーマーケットにも置いてありますよね。『天使のアスティ』は本当にどこにでも置いてある感じですね。
天使のアスティは甘口のスパークリングワインなので、ワイン超初心者でも飲みやすく、サイズも豊富です。通常のサイズ750ml、ハーフサイズ375ml、200mlの小さいサイズまであります。
ちなみに、シャンパーニュのボトルサイズで通常の750mlサイズをBouteille(ブティユ)、ハーフサイズをDemie-Bouteille(ドゥミ・ブティユ)、1/4サイズ(200ml)をQuart(カール)と言います。
ソムリエ・ワインエキスパート試験ではシャンパーニュのボトルサイズとボルドーのボトルサイズの問題は必ずと言って良いほど出題されます。20本分(15,000ml)はナビュコドノゾール!
話が少しそれましたが、アスティは甘くて飲みやすいので、女性にも人気です。クリスマスや誕生日にイチゴケーキに合わせてもバッチリですね。イタリアの乾杯ワインの定番です。
ワインを勉強し始めると、甘いワインはちょっとねー。ってなっていく傾向がありますが、ちょっと疲れたなぁって時に買って飲んでみてください。ホッとしますよ。ワインの勉強を始める以前に抱いていたような「ただ甘いワイン」という印象がガラリと変わっているはずです。華やかな香りで適度な酸も感じられます。たまにはイイね!と思うはずです。
D.O.C.G.アスティでは、白ワイン、スプマンテ、ヴェンデンミア・タルディーヴァが造られています。ブドウ品種はモスカート・ビアンコのみ。
ヴェンデンミア・タルディーヴァとは遅摘みワインの事です。完熟したブドウを収穫しないで樹に付けたままにしておいて干しブドウのようになってから造られるワインです。
Gavi ガヴィ
これもたまに見かけますよね。
白ワインとスプマンテとフリッツァンテが造られます。ブドウ品種はコルテーゼ。ソムリエ・ワインエキスパート試験では品種を問われます。
フリッツァンテとは弱発泡性のワインです。
ガヴィは魚介類との相性も抜群なのですが、『バーニャ・カウダ』を合わせるのが定番です。
バーニャ・カウダってピエモンテ州の料理なんですね。同じ地方のワインと料理を合わせるのは基本です。一番わかりやすいですよね。
ピエモンテ州・バーニャカウダ・ガヴィ
ワンセットで覚えておくと、ソムリエ試験にも、外食にも、自宅での夕食にも、日常で役立ちそうです。
Dolcetto d'Alba ドルチェット・ダルバ
赤ワインのみ。ブドウ品種はその名の通りドルチェットのみのD.O.C.ワインです。
ドルチェットはピエモンテ地方の「デイリーワインのチャンピオン」です。
肉料理にもパスタにも、色々な料理に合わせやすいので、覚えていて損はないワインだと思います。
なるべく簡素に書いたつもりですが、ボリュームありましたね。ピエモンテ州。
お気に入りの一本を見つけてください。
アスティ飲みたくなってきました。
私はアスティとか甘口のワインは一人で飲むのが好きなんですね。なんとなく。
今日もカンパーイ。
それでは、また。