こんにちは。みやっちょです。
さて前回からの続き。スパークリングワインセット内容紹介のラストです。チリの勉強も少ししましょう。
スパークリングワイン セット内容
チリ
チリのスパークリングワインと聞いただけで、果実味がしっかりしていて美味しいそうなイメージが湧いてきますね。
これも期待の2本になります。チリではスパークリングワインの事を『Espumoso(エスプモーゾ)』と言います。
ボトルの形も少し違いますね。太めです。
左のワインのラベルは伝統的なワインを造る産地では見られない奇抜さですね。ラベル全面を使ってワイン名をアピールしています。『ライライ・ブリュット』というワインです。
このワインにも『BRUT』の表示があります。チリでの『BRUT』も『残糖量12g/ℓ未満』です。
チリでの原産地呼称ワインはD.O.を使用します。
ただ、チリの原産地呼称D.O.ワインには、フランスのA.O.C.のような収穫量の制限や栽培品種の特定や熟成期間などの醸造法に関する規制は無いようです。
左のワインの下に書いてある『BIO BIO VALLEY』がD.O.です。
D.O.ビオビオ・ヴァレーのスパークリングワインという事です。チリのD.O.はなかなか覚えられないんですよ。
チリのD.O.は、大きな括りのWine Regionの中にいくつかのSub-Regionが属しているという考えです。
文章だとわかりにくいので、例をあげると
D.O.ビオビオ・ヴァレーというのはD.O.スールに属しています。
D.O.スールはD.O.イタタ・ヴァレーと、D.O.ビオビオ・ヴァレーと、D.O.マジェコ・ヴァレーで構成されています。
何となくわかりました?何となくで良いと思います。それにしても、ビオビオとかイタタとか何となく可愛いですよね。
だからどうした!と言わないでください。ソムリエ・ワインエキスパート試験ではココを問われることが多いのです。参りますね。
こんな感じです。
『次のチリのワイン生産地の中からCentral Valleyに属するSubregionを一つ選びなさい。』
とか
『チリの代表的なワイン産地が集まるサブリージョンMaipo ValleyやRapel Valleyなどが属するリージョンを一つ選びなさい。』
大丈夫。簡単な問題も出ますよ。
チリのワイン法「原産地呼称ワイン」の略称を一つ選びなさい。
はい。みなさん一緒に!
「D.O.」
よく出来ました。
さらに、2011年に従来の原産地呼称表記に付記する格好で二次的な産地表示が出来るようになったようです。こういう新しい項目も試験に出やすい傾向があります。
- Costa コスタ:海岸に面した畑、コースタル
- Entre Cordilleras エントレ・コルディリュラス:海岸山脈とアンデス山脈の間、中央部の平地
- Andes アンデス:アンデス山脈側の斜面、ヒルサイド
長くなってしまいました。
右側のワインにいきましょう。
右のロゼスパークリングには残糖分表示がありませんね。カサブランカ・ヴァレーという表示が筆記体で書いてあります。
D.O.カサブランカ・ヴァレーはD.O.アコンカグアに属しているサブリージョンです。
あとは首の部分にピノ・ノワールとピノ・グリって書いてありますね。
これは使用ブドウ品種ですね。
その他
最後の2本です。
左がメキシコのスパークリングワインです。
ワインのセットを買うと、こういった普段買わないようなワインが入っているのが良いところですよね。
BAJA CALIFORNIAって何だろう?と思ったら地名ですね。メキシコ最北の州、バハ・カリフォルニア産のスパークリングワインという事ですね。
右がオーストラリアのスパークリングワインです。
Chardonnay Pinot Noir と書いてあります。続けて書いてありますが、Chardonnay と Pinot Noir ですね。使用ブドウ品種です。シャルドネは白ブドウ、ピノ・ノワールは黒ブドウです。
オーストラリアのソムリエ・ワインエキスパート試験勉強も少しチリと似ていますね。その産地は何州にあるのか?という事が多く問われます。
地図と一緒に根気よく覚えるしか無いですね。
スパークリングワイン まとめ
以上が今回買ったスパークリングワインセットの紹介でした。
結構、頭使いましたね。色々覚えられましたね。
私が期待する楽しみなワインは
- フランスのクレマン・ド・ブルゴーニュ
- チリの2本とも
- メキシコ
かな??
これからも楽しみながら勉強しましょう。
カンパーイ
ではまた。