こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。
2017年のSAKE DIPLOMAの一次試験はまずまずの高得点で通過したものの、二次試験では自信満々で不合格だったお話です。前回のお話の続きです。
SAKE DIPLOMA 二次試験 敗因分析
SAKE DIPLOMA テイスティング用語選択用紙
はい。こちらが2017年の二次試験のテイスティング用語選択用紙です。
初めて見た方。どうでしょう??
ソムリエ・ワインエキスパート資格を持っていて、これから SAKE DIPLOMA を受験しようかどうしようか?という方は少しホッとしたのではないでしょうか?
SAKE DIPLOMA対策のワインスクール等でもこれを元にした各スクール独自の用紙が配られて勉強する事になると思います。
注意したいのは、ソムリエ試験でもこのSAKE DIPLOMA試験でも毎年まったく同じシートではないという事です。
毎年、どこかしら違う部分があるので動揺しないようにしてください。
ちなみに、私はソムリエの二次試験を受けた際、赤ワインのブドウ品種選択欄にあれだけテイスティングしたカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローとピノ・ノワールが無くて、激しく動揺しました。
これだけは押さえておきましょう!というブドウ品種が解答欄にないわけですから。
ただでさえ激しく動揺している中、香りの第一印象に「チャーミングな」という使ったこともない用語が増えていて、さらに動揺した記憶があります。
受験するみなさんも動揺しない準備を。
2017年 SAKE DIPLOMA二次試験の敗因①「特定名称」
外観や香りや味わいに関しては、大きくは外していないと思います。
問題は
アルコールが添加されているか?純米酒なのか??
ここが重要なのです。
2017年の問題の答えは
- 大吟醸酒 山田錦
- 純米酒 山田錦
- 純米吟醸酒 五百万石
- 特別純米酒 ササニシキ
- 芋しょうちゅう
- 泡盛
でした。
ソムリエ協会の模範解答によると、1の飲料の正解は「大吟醸酒」ですが「吟醸酒」と答えても大丈夫のようです。多少の減点があるかどうかは不明です。ただ、「純米大吟醸酒」や「純米吟醸酒」だとダメです。
同じく2の「純米酒」の模範解答も「純米酒・特別純米酒」です。
3の「純米吟醸酒」に関しては「純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒・特別純米酒」が模範解答。
4の「特別純米酒」の模範解答は「純米酒・純米吟醸酒・特別純米酒」でした。
私は大きく外していましたと思います。
吟醸香は感じていたのですが、純米酒なのかアルコール添加酒なのかは全然意識してませんでした。
もう一度言います。
アルコールが添加されているかどうかが最重要ポイントです!
これを意識して練習してください。普段から必ずテイスティンググラスを使用してくださいね。
二次試験対策だけでもワインスクールに行って、コメントや時間配分などの感覚をつかむのがおすすめですよ。
2017年 SAKE DIPLOMA二次試験の敗因②「焼酎」
飲料5と6の焼酎は一発解答です。
ズバリ何焼酎でしょう?という問題です。
外観や香り、味わいなどは問われません。
正解は、私の大好きな「芋」と「泡盛」でした。
両方ともわかりやすくて、両方とも私が大好きな焼酎です。

考えすぎました。両方書き直して不正解になりました。こういう場合って最初に感じたものが正解な場合が多いんですよね。
これは実際にわかっていなかったから自信がなくなって訂正したのであって、これが実力だったのです。
後にセミナーで田崎真也さんもおっしゃっていましたが、焼酎を両方とも間違えると合格は難しいです。
焼酎を2つ外したのは大きな敗因でした。
SAKE DIPLOMA二次試験の敗因③「論述問題」
ソムリエ試験でもこのSAKE DIPLOMA試験でも扱いが謎に包まれている「論述問題」
2017年のテーマは「山廃・生酛の現状と将来の展望について」のような内容だったと思います。
これを20分でA4用紙いっぱいに書くんです。
私の予想は小さな問題が3問くらい出るのかと勝手に思っていたので、1問で1ページ全て文章で書く準備が不足していました。
今、考えると、なぜ大丈夫だろう!と思っていたのかが不思議なくらいですね。
SAKE DIPLOMA二次試験のその他の問題
その他の問題として、
- 「山廃酛」を使用したお酒はどれか?
- 「セルレニン耐性酵母」を使用したお酒はどれか?
- 「五百万石」を使用したお酒はどれか?
- 「山田錦」を使用したお酒はどれか?
という問いもありました。
「山廃酛」はすぐにわかりました。
「セルレニン耐性酵母」は、間違えたかどうか覚えてません。
2017年の対策としてまさか原料米を問われるとは思っていませんでしたが、
「五百万石」は最初は3にマークしたものの4に変更して外しました。
「山田錦」は正解が2つあったこともあって2で正解しました。
振り返っても間違えだらけですね。不合格で当然でした。
次回は、2018年のSAKE DIPLOMA二次試験対策の話を
それでは、また。