こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。

2017年SAKE DIPLOMA試験では、日本酒音痴で何もわからなかったのになぜか自信満々で不合格になりました。
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J.S.A. SAKE DIPLOMA 試験の話【2017年不合格】
そこで自分なりに敗因を分析しました。
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SAKE DIPLOMA 敗因分析
2018年、ふたたびSAKE DIPLOMA 試験に挑戦したお話です。
SAKE DIPLOMA 二次試験対策 2度目の二次試験へ
私は何と言っても2度目の受験だから色々知ってるんだぜ!!
扉が開くと焼酎の香りがガツンと来るからな!みんな気をつけろよ!!
30分で6種類のテイスティングは時間ギリギリだぜ。動揺するなよ!!
と先輩ぶっての2度目の二次試験でした。
2018年 SAKE DIPLOMA 二次試験会場へ
試験会場に入っていきなり動揺しました。
2017年の二次試験では6種類だった飲料が5種類に減っていました。
日本酒3種類、焼酎2種類だったら焼酎の比較テイスティングが出来るから良いな。
日本酒4種類、焼酎1種類だったらなんとなく嫌だな。
と思いました。
席はもちろん決まってます。決められた席へと着席。
日本酒も、焼酎も、国際規格のテイスティンググラスで出題されます。
普段から国際規格のテイスティンググラスでトレーニングしてください。
テイスティンググラスは通常のグラスやワイングラスとかなり感覚が違うので慣れておいた方がいいです。
SAKE DIPLOMA 二次試験 2度目の試験開始
解答用紙を見ると、
日本酒が4種類
焼酎が1種類
でした。
焼酎を比較テイスティング出来ないことに若干の不安を抱えつつ、いよいよ2度目の二次試験開始です。
焼酎が気になって仕方なかったのですが、先に焼酎の香りを嗅いでしまうと日本酒の繊細な香りが掴みにくくなってしまうので、グッと我慢して日本酒のテイスティングから始めました。
テイスティング用語選択用紙は2017年とそれほど変わっていませんでした。
香りの項目が増えていた程度でした。増えた言葉は使えって事でしょうかね。
あきらかに色が付いているのは「山廃酛」です。香りが強めなので後回しにしました。
山廃酛の日本酒は香りもコメントしやすいので後回しでも全然大丈夫です。
とはいえ、やはり本番は本番という感じでした。
日本酒のテイスティング練習をたくさんした来たつもりでも、実際の試験本番となると緊張からか日本酒の繊細な香りをつかむのに苦労しました。
ここまで来たら自分を信じるのみです。
鼻をリセットしたい場合、水を飲んだりするよりも普段一番自分が嗅いでる匂いである自分の匂い、手の甲や腕など、自分を嗅ぐと鼻がリセットされるという話もあります。色々試してみてください。
日本酒をざっとマークし終わったら、我慢していた焼酎にいきました。鼻をグラスに近づけました。
昨年の迷いは全くなく自信を持って『芋しょうちゅう』にマークしました。
100%芋しょうちゅう!!
焼酎に関してはトレーニングの成果が出ました。
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SAKE DIPLOMA 二次試験対策 焼酎の香り
2018年の設問は
- アルコール添加をされたお酒は?
- 「山廃酛」を使用したお酒は?
- 「セルレニン耐性酵母」を使用したお酒は・?
- 「五百万石」を使用したお酒は?
- 「山田錦」を使用したお酒は?
- 5番目の飲料(焼酎)のアルコール度数は?
でした。
飲料の数は6種類から5種類に減りましたが、設問は増えましたね。
追記:2019年は再び6種類に増えています。2019年二次試験テイスティング銘柄の記事はコチラから。
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ソムリエ・SAKE DIPLOMA 二次試験 テイスティング銘柄|2019年
設問は2017年とほぼ同じでしたが、合否の最重要項目と言われている「アルコール添加のお酒はどれか?」ということが直接問われましたね。
設問で焼酎のアルコール度数も出ましたね。

やはり毎年何が起こるかわかりませんね。
2019年以降は新たに常圧蒸留か減圧蒸留かが問われると勝手に予想しています。
追記:やはり2019年「常圧蒸留か減圧蒸留か」という問題が出題されたそうです。
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SAKE DIPLOMA対策 常圧蒸留と減圧蒸留とは
>>2019年の二次試験のテイスティングの飲料の記事はコチラから
SAKE DIPLOMA 二次試験対策 最も注意する事は
ソムリエ・ワインエキスパートの二次試験でも同じなのですが、各飲料によって、回答数が違うのが要注意ポイントです。
例えば、
1の飲料の色調は2個マークするけど、3の飲料の色調は1個だけ。
とか、
1の飲料の香りの特徴は8個マークするけど、2の飲料の香りの特徴は9個マークする。
などです。
これに関しては、8個マークなのに多めの9個マークすると0点という噂なので細心の注意を払ってください。たった1個多くマークしてしまったが為に0点というミスは大きいので必ず見直しをしてください。
指定の数以上マークしたら0点というのは噂ではなく本当でしょうね。
だって多くマークして正解なら多くマークしちゃいますからね。
SAKE DIPLOMA 二次試験対策 論述問題
SAKE DIPLOMAの二次試験には論述問題もあります。
論述問題にに関しても、昨年とは違い、色々と対策を練って挑みました。
まさか1問しか出ないと思っていなかった2017年とは違います。
色々と予想しました。
「男酒、女酒とは?」という定番から、
「日本酒とチーズの相性は?」とか
「なぜアルコールを添加するのか?」などなど、
思いつく問題をたくさん考えました。
ところが…
「セルレニン耐性酵母について説明し、あなたの意見を述べなさい」
セルレニン耐性酵母…
ノーマーク!
論述対策で「セルレニン耐性酵母」は全くのノーマークでした。
しかし解答用紙いっぱいに、とにかく書きまくりました。
セルレニン耐性酵母から話を発展させて直接は関係ないと思われる事まで、とにかく書いて埋めました。
SAKE DIPLOMA 二次試験対策 2018年の解答を分析
2018年の飲料は
- 純米酒 美山錦
- 純米酒 五百万石
- 吟醸酒 五百万石
- 純米大吟醸酒 山田錦
- 芋しょうちゅう
でした。
実際にこうやって答え見ると簡単そうに見えますね、良い問題ですね。
それぞれの模範解答は
1.は純米酒ですが、純米酒、純米吟醸酒、特別純米酒でも正解。
2.は山廃純米酒ですが、純米酒、純米吟醸酒、特別純米酒でも正解。
3.は吟醸酒ですが、吟醸酒、本醸造酒、特別本醸造酒でも正解。
4.は純米大吟醸酒ですが、純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、特別純米酒でも正解。
という感じですね。
やはり、アルコールが添加されているか否かが最重要ポイントですね。
普段から意識してトレーニングしてください。
2018年 SAKE DIPLOMA 二次試験対策 まとめ
合格発表はホームページ上で発表されます。合格発表って緊張しますよね。
兎にも角にも、2度目で合格できました。
結果的には一回落ちた事で、より楽しいブログの記事が書けたので良かったと思います。落ちなかったら書けなかった部分もあるので。
ただ、2年連続は流石に落ちるわけにはいかないというプレッシャーもありますし、一次試験が免除になるので、二次試験までのモチベーションを維持するのが難しいです。
論述試験の「セルレニン耐性酵母」のように、一次試験を受けてれば楽勝の問題も苦戦する事になります。
受験するみなさんは是非ストレートで合格してくださいね。
次回は、SAKE DIPLOMA対策 日本酒の選び方 です。
それでは、また。