こんにちは。みやっちょです。
秋田のお土産をもらいました。
日本酒と缶チューハイです。日本酒は高清水の「Dessert Jungin(デザート純吟)」、缶チューハイは「なまはげストロング」と「秋田サワー 塩レモン」です。
今回はこの「Dessert Jungin(デザート純吟)」から「日本酒とは」「精米歩合とは」「日本酒度とは」の勉強をしたいと思います。
高清水 デザート日本酒「Dessert Jungin」
『酸味豊かでほんのり甘い。デザート日本酒』という事です。
世界に羽ばたく日本酒ですから、色々と研究され様々な味の日本酒が登場するのは本当に素晴らしい事です。
デザート日本酒「Dessert Jungin」もキチンと日本酒としてのルールを守っているから「日本酒」と呼ぶ事が出来ます。
高清水「Dessert Jungin」デザート純吟
原材料は米(国産)と米麹(国産米)のみです。精米歩合は55%です。純米吟醸酒になります。アルコール分は12度以上13度未満。
瓶には記載されていませんが、高清水のホームページで調べたところ使用している酒造好適米は「秋田酒こまち」のようです。
日本酒度は −35
酸度は 3.5
です。
日本酒の特定名称酒の話は今度あらためて勉強する事にして、
さっそく「日本酒とは」と「精米歩合」と「日本酒度」の勉強をしましょう。
日本酒とは
日本の酒税法では「清酒」になります。
2015年12月、地理的表示「日本酒」が指定されました。
これによって、国内産米のみを使って国内で製造された清酒のみ「日本酒」を名乗ることが出来るようになりました。
有名なシャンパーニュやシャブリなどと同じですね。シャンパーニュ以外で造られたスパークリングワインを「シャンパーニュ」と呼べないように、日本以外で造られた清酒を「日本酒」と呼べないという事です。
黒ブドウで造った赤ワインをシャブリと呼べないのと同様に、国内産米以外で造った清酒は「日本酒」と呼べないという事ですね。
そもそも清酒とは
・米、米こうじ、水を原料として発酵させて、こしたもの(アルコール分が22度未満のもの)
・米、米こうじ、水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの(アルコール分が22度未満のもの)
*酒税法における「清酒の定義」はとても厳しく、通常に飲んで楽しむ人には関係ないと思いますが国税庁のホームページに詳細があります。
という事です。
清酒のアルコール分は22度以下なのですね。
ちなみに、連続式蒸留しょうちゅうはアルコール分36度未満、単式蒸留しょうちゅうはアルコール分45度以下です。日本酒と一緒に覚えちゃいましょう。
単式蒸留しょうちゅうは、いわゆる「泡盛」「芋しょうちゅう」「黒糖しょうちゅう」「米しょうちゅう」「そばしょうちゅう」「麦しょうちゅう」ですね。
もちろん、この「デザート純吟」も国内産米「秋田酒こまち」を使用し、秋田県で醸造、アルコール分は12度以上13度未満なので、味は甘くてもバッチリ完璧な「日本酒」ですね。
精米歩合とは
玄米の表層部をどれだけ削ったかが精米歩合になります。
この「デザート純吟」は精米歩合55%なので、玄米の表層部を45%削ったという事です。
紛らわしいですよね。「削ったのが55%だっけ?」「残った方が55%だっけ?」と混乱しませんか??
でもこれを覚えておけば大丈夫です。
いつも食べているお米は精米歩合92%程度です。玄米の表層部を8%程度削っているのです。残った方が92%。残った方が精米歩合と覚えちゃいましょう。
日本酒度とは
日本酒度とは、日本酒の甘口〜辛口を数値化したものです。
「デザート純吟」はなんと「−35」です。
「+」の数値が高いほど「辛口」で、「−」の数値が高いほど「甘口」とされています。
なので「−35」というのは甘口ですね。
ただし、日本酒度は「+」でもアルコール度数が高いと、アルコールによる甘さを感じたり、アルコール度が低い日本酒や、酸や苦味が多い日本酒だと「−」の数値が高くても辛口に感じたりもするので、日本酒度はひとつの目安として考えてください。
今回の日本酒の勉強はここまでにして、缶チューハイも紹介します。
なまはげストロング と 秋田サワー
なまはげストロング DRY
原材料が酒粕焼酎とウオッカと炭酸ガスのみです。余計な物が入っていないところが良いですね。
アルコール度数は9%と高め!最近アルコール度数高めの缶チューハイ多いですよね。缶のデザインもインパクトありますが、中身もインパクトありそうですね。
酒粕焼酎は秋田県で造られたモノを使用。
酒粕焼酎というのは、その名の通り、酒粕を蒸留して造った焼酎ですね。普段はあまり見かけないし飲まないですね。「ブラックストーン」という酒粕しょうちゅうが有名です。
どんな味なのか楽しみです。
秋田サワー 塩レモン
こちらの「秋田サワー 塩レモン」も醸造アルコールが入っているものの酒粕焼酎を使用した缶チューハイです。
アルコール分は8%です。こちらも高めのアルコール。酔っ払わないように気を付けないといけませんね。
男鹿半島の塩使用と書いてあります。「おが半島」と読みます。
男鹿半島は塩作りに適した土地のようで「わさび塩」や「黒い塩」なども販売しているようです。これは美味しそう。
という事で、秋田のお土産を紹介しつつ日本酒の勉強もしちゃいました。楽しく出来ました。
カンパーイ。
ではまた。