こんにちは。ソムリエみやっちょです。
今日は、以前買ったワインセットを紹介しつつ、失敗しないワインセットの買い方を教えます。

今回届いた白ワインセット
正確に言えば、結果的に失敗にならない買い方ですね。次回に繋がる、成長出来る、脱ワイン初心者のためのワイン選びです。
ワイン購入はセットがオススメ
我が家では、エノテカ ワイン頒布会『ごちそうワイン定期便』を申し込んでいるので、月に3本自動的にワインが届きます。エノテカ ワイン頒布会の検証の記事をみていただくとわかるのですが赤ワインの比率が多いのですね。
さらに我が家は白ワインの消費率が高いんです。白ワインを購入しないと足りないのです。
そこで便利なのはワインセットです。
ワインセット購入 おすすめの理由
- なんといってもお買い得
- 1本1本選ぶ手間が省ける
- 普段自分では選ばないワインが入っている
ですね。
1. セットで販売している分、絶対にお買い得ですよね。我が家のようなワインの消費量(いや、お酒全体の消費量ですね…)が多い場合は安さは無視できません。普段は安めのワインを飲んで、いざという時に良いワインを飲みたいのです。実際は毎週「いざ」ですけど。
2. 1本1本選ぶのって楽しいし勉強になるので大好きなのですが、デイリーワインを実際にネットで選ぼうとなると、何円以上で送料無料だとかの計算が面倒だったり、ついついちょっと高価なワインも混ぜて買っちゃたりして、結局、デイリーワインとして飲まなかったりしませんか?私だけ?
3. 私がワインセットで一番重要だと思うのはコレです。普段は選ばないようなワインが入っている!自分で全部選ぶと偏っちゃうのですよ。
しかし、ただただ安いセットを求めて購入しても、次に繋がりません!では何に注意して購入すれば良いのでしょう?

今回の白ワインセットの内容
ワインセット購入時に注意する事
- 『金賞受賞』『ソムリエ厳選』に騙されるな!
- A.O.P.ワインを狙え!
- ブドウ品種がハッキリとしたワインを選べ!
- 収穫年記載のワインを選べ!
『金賞受賞』『ソムリエ厳選』に騙されるな!
先に謝ります。過激なことを言ってすいません。
金賞受賞ワインも、ソムリエ厳選ワインも全然良いのですよ。それ自体が悪いわけではありません。「へーっ金賞なんだ。」「おーっソムリエ厳選なんだ。」と何も考えずに購入する事がダメなのです。成長出来ません。
美味しかった場合はまだ良いとして、自分に合わなかった場合の修正が出来ません。
A.O.P.ワインを狙え!
地理的表示付きワインの中でも原産地呼称保護[A.O.P.]ワインを選びましょう!
勉強してないとわからないですよね。そもそもどれがA.O.P.ワインなのかがわからない。でもこればっかりは勉強するしかありません。今はネットですぐに調べられますから気になったらネットでチェックしましょう。
今回、セットに入っていたのは『A.O.C.シャブリ』と『A.O.C.ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ』と『D.O.C.ベルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ』でした。
シャブリは聞いたことありますよね??少しずつ覚えましょう。楽しくなりますよ。
シャブリの記事はこちらから。ロワール地方(ミュスカデ関連)の記事はこちらから。
A.O.P.を少し覚えれば、『どの国の』『どの地方の』『どのブドウ品種を使った』ワインかがわかるので、次に購入する際に大変有利になります。
聞いたことあるような名前のワインを買って、飲んで、調べて、勉強して、次に繋げる!最高じゃないですか。
ブドウ品種がハッキリとしたワインを選べ!
これはA.O.P.よりも簡単ですね。とはいえ、どれがブドウ品種なのかというのは多少勉強しなければなりません。
今回のワインセットのブドウ品種は『シャルドネ』『シャルドネ』『ヴェルディッキオ』『ムロン・ド・ブルゴーニュ』『トロンテス』です。
ここでA.O.P.の知識が役立ちます。
A.O.C.シャブリの使用ブドウ品種はシャルドネです。
A.O.C.ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌの使用ブドウ品種はムロン・ド・ブルゴーニュです。ムロン・ド・ブルゴーニュの別名はミュスカデです。
全部、ブドウ品種がハッキリとわかります。これも次回購入する時の参考になりますよね。
トロンテスなんて、勉強している人は買うと思いますけど、セットに入ってて初めて飲む人もいるのではないでしょうか??これがワインセットの醍醐味です。
自分がどの品種が好みなのか。どの国のワインが好みなのか。徐々に引き出しを増やして下さい。
私がこのセットを選んだのは『シャブリ』と『トロンテス』が決め手でした。
収穫年記載のワインを選べ!
最後の手段!というわけでもありませんが、これが一番わかりやすいですよね。今回のワインには全部記載されていますね。
これは「今年造ったワインなのだから記念に2019ってラベルに書いちゃえ!」というわけにはいかないんです。
このブログでは何度か書いていますが、これはブドウの収穫年です。
そして国によってラベル表記にはルールがあります。
EU加盟国の場合、収穫年を記載する場合は少なくとも85%、その収穫年からのブドウを使用していなければなりません。チリの場合、当該生産年のワインを75%使用しなければなりません。
ブドウ品種も同じ考えです。
EU加盟国の場合、単一のブドウ品種を記載する場合は、そのブドウ品種を少なくとも85%使用していなければなりません。チリの場合も、当該品種が75%使用されているものに限ります。
そう考えると、ブドウ品種と収穫年が入っているワインって安心しますよね。
失敗しない ワインセット選び まとめ
いかがでしたか?ぜひ参考にしてワインセットを購入してみてください。
実は、このワインセットはとっくに飲み終わってしまっています。もうすでに次のワインセットが到着しています。また紹介しますね。
くれぐれも飲みすぎ注意ですよ。
カンパーイ!!
ではまた。