こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。
私がソムリエ・ワインエキスパート試験を意識した頃は、
- ソムリエ
- ワインアドバイザー
- ワインエキスパート
の3種類の資格がありました。
ソムリエはレストランやワインバー等でサービスする方が対象。
ワインアドバイザーは酒類輸入や販売業などに携わる方が対象。
ワインエキスパートはワイン愛好家の方が対象。
でした。
私は仕事上、当然の事のようにワインアドバイザーを受けようとしていました。
ところが、私がいざ試験を受けようとする段階でワインアドバイザー試験が無くなってしまったのです。酒類輸入業や販売業もソムリエに含まれるという事でした。
ソムリエ試験には三次試験としてワインのサービスの実技試験があるのです!ワインアドバイザー試験には必要が無かった試験が。
当時の私はトレー(お盆)も使った事ないし、デキャンタージュの仕方もわからないし、ちゃんとしたソムリエナイフも持っていませんでしたので、ワインのサービス実技試験の無いワインエキスパートを受験しようと思いました。
しかし、せっかくソムリエの受験資格を持っているし、色々と覚えるチャンスだ!と考え直してソムリエ試験に申し込みました。ソムリエ資格を取得した今となっては良かったと思います。
レストラン等で普段からサービスしている方々はまだ良いとして、私のように普段はワインのサービスをしていない方のために、ソムリエ三次試験に必要な物、自宅でトレーニングする際に必要な物をピックアップしました。
まだ購入していない物があったら参考にしてください。
ソムリエ 三次試験 に必要な物
試験当日に必要な物
- ソムリエナイフ
- サービスナプキン(リトー)
- ユニフォーム
自宅トレーニングに必要なもの
- テイスティンググラス 2脚
- カラフェ(デカンター)
- パニエ
- デポライト
- ボトル(カラフェ)敷き皿
- コルク栓置き皿
- じょうご
- サービス用トレー
こんな感じでしょうか。
ソムリエナイフ
こちらは必須ですね。私はソムリエ試験を受けると決めるまで、景品でもらったようなソムリエナイフしか所有していませんでした。
普段は誰でも空けることができる100均で売ってるようなテコの原理を使ったワインオープナーばかり使っていました。
私がソムリエ3次試験の練習用に購入して、今でも愛用しているのが、デュルックのソムリエナイフです。軽くて使いやすいです。
私のソムリエナイフはゴールドリベットのタイプです。リベットのワンポイントがカッコいいでしょ?

愛用のデュルックのソムリエナイフ ゴールドリベットタイプ
今調べてたらシルバーコーテッドのタイプもめちゃくちゃカッコいいですね。欲しくなりました。
デュリュックのソムリエナイフのナイフの部分です。キャップシールを剥がす際に使用します。あまりにも安いソムリエナイフだと切れ味が悪いようです。デュルックの刃はストレートのタイプで切れ味も抜群です。

デュルック ナイフの部分
サービスナプキン(リトー)
近年では、ワインのキャップシールを除去した後、瓶口を紙ナプキンで拭き取るのが国際的なスタンダードになっています。
私がソムリエ三次試験を受けた際も紙ナプキンが用意されていました。
コルクの開封の際に瓶口を拭く時には紙ナプキンを使用し、サービスする際にはリトーを使用しましょう。
ネットショッピングで『リトー』って探してもなかなか出てこないんですよね。『トーション』でたくさん出てきます!
私はリトーを3枚購入し、練習の際は2枚を使い回し、試験当日に新品を持って行きました。
ユニフォーム
私の場合、仕事では普通のエプロンしかしていないので、試験のためにカッコいいソムリエっぽいエプロンを買った方が良いのかな?などと思っていましたが、普段働いている格好で良いみたいです。
ただ、実際に試験会場に行くと、レストランのカッコいいユニフォーム、航空会社のカッコいいユニフォームの方々がたくさんいました。自分のようなごく普通のエプロンの方々は見回しても自分含めて3人くらいだったと思います。
普段働いている格好といってもソムリエの自覚を持った清潔感のある格好で行きましょうね。重要です。
もともとカッコいいユニフォームの方々は良いですね。
テイスティンググラス
これは、二次試験から必須アイテムですね。自分のテイスティング用に1脚と仮想のお客様用で1脚、最低でも2脚は必要です。
二次試験対策ですでに購入している方は6脚くらい持っている事と思います。
カラフェ(デカンター)
自宅練習には必須アイテムですね。
ソムリエ三次試験当日はおそらく「デカンターのリンスは必要ありません。」とのアナウンスがあると思いますが、私は普段はリンスも行なった時間で計って練習していました。
当日、リンスは必要無いと言われたらリンスしなければ良いだけですから。
通常の練習から時間は計りましょうね。思っている以上に試験時間は短いです。
ワインスクールで時間やコツなど含めて最終チェックするのがおすすめです。
当時、自宅にあったデカンター(カラフェ)はサイズが小さくて、750mlのワインが1本入りきらない容量でした。
三次試験用に適当なデカンターを買い直しましたが、今思えば、リーデルにすれば良かったかな?と思っています。
試験が終わった後もカッコ良く使えるリーデルのデカンターはおすすめです。
パニエ
これも自宅練習には必須アイテムですね。
二次試験の練習用に普段からワインを開ける時もパニエに入れて抜栓するようにしていました。
パニエに入れてキャップシールを開封するのも、パニエに入れてコルクを抜栓するのも少々慣れが必要です。
ボトルを立ててやるのとは感覚がまた少し違うんです。
パニエから自分用のテイスティンググラスに注ぐ練習も必要ですしね。
試験が終わったらインテリアにも良いですし、ワインパーティの際に使用しても良いと思います。
デポライト
ソムリエ協会の動画ではロウソクとマッチを使用していますが、ソムリエ三次試験ではロウソクとマッチは使用しないと思います。
デカンタージュの際に使用するのはデポライト デカンタ用ライトです。
私がトレーニングした時は100均の適当なライトを買ったのですが、うまく自立せず倒れてしまうんですよ。倒れなければ懐中電灯でも何でも良いと思います。
デカンタージュで澱のある部分を残す練習は必ずやりましょう。
自分が思った以上にボトルにワインが残ってしまうんです。難しいです。
ワインを残しすぎると減点対象です。
冗談ではなく試験本番で3分の1近くボトルに残してしまう人もいます。ギリギリまで注ぐ気持ちで丁度良いんです。感覚を掴むまでトレーニングしましょう。
重要ポイントは、デカンタージュの際、ボトルをパニエから取り出す前にライトのスイッチオンですよ!忘れがちです。
スイッチを入れ忘れたからといって、一旦ボトルを立ててしまうと減点対象です。
澱が舞ってしまいますから。
万が一、スイッチを入れ忘れてしまったら、ボトルの角度をそのままキープして何とかスイッチを入れましょう。落ち着けば大丈夫です。
ボトル(カラフェ)敷き皿
これは平らなお皿があれば何でも良いと思います。
こだわるならワインコースター購入しても良いですね。
ちなみに我が家にはこれがあります。
ワインパーティーなどよくやるなら持ってても良いかもしれませんね。カッコいい!
コルク栓置き皿
こちらも小さなお皿で代用できます。
じょうご
あれば便利ですね。デカンタージュしたワインを瓶に戻す時に使えます。
100均などに売っていると思います。
サービス用トレー
私は何気に一番これが不安でした。
ファミリーレストラン等でアルバイトなどした事あれば余裕なのでしょうが。トレーにグラスとデカンターなど必要な物を載せて歩けるのか?と不安でした。
3次試験前は無駄にトレーを使用していた記憶があります。何でもトレーに載せて運びました。
本番は無理しないように運べば良いのです。危ないと思ったら2回に分けても。
試験当日、私も何かを載せ忘れたのですが、もう一度取りに行けば良いだけです。
ただその時も必ずトレーに載せて運んで下さい。グラスを1脚忘れたからといって直接手で持って運んではいけません。
グラス1脚だけトレーに載せて澄ました顔で持ってくれば良いだけです。
ソムリエ三次試験 に必要な物 まとめ
ソムリエ三次試験に必要だと思われる物をピックアップしました。
私はソムリエ試験を受ける前は三次試験(サービス実技)が一番気が重かったのですが、終わってみれば一番楽しかったのが三次試験でしたよ。
普段ワインのサービスをやっていない方は、ワインスクールの対策講座で最終チェックするのがおすすめです。
この記事を読んでくれた方全員が合格しますように!!
カンパーイ!
ではまた。