こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。
2019年10月9日にソムリエ/ワインエキスパート/SAKE DIPLOMA試験の二次試験が行われました。
ソムリエ試験は、二次試験であるテイスティング試験の後に論述問題があります。論述試験は三次試験の扱いです。三次試験はサービスの実技試験と論述試験の合計得点という事です。
その論述試験で出題されたのが
- テイスティング①の飲料を初心者のお客様に説明してください。
- ケソ・マンチェゴについて説明してください。
- 日本ワインの地理的表示について説明してください。
ざっとこのような問題だったようです。
問1 は想定内ですね。二次試験でテイスティングした飲料についての論述問題は必ず出題されると言われています。①の飲料は「アリゴテ」を使用したフランスの白ワインですね。
問3 も論述対策しやすい問題だったと思います。このブログでも日本ワイン表示ルールという記事で取り上げています。
問2が対策しにくい問題でしたよね。みなさん予想外だったのではないでしょうか?
一次試験で出てくるならまだしも、論述問題で「ケソ・マンチェゴ 」とは!!
今回は「ケソ・マンチェゴ」を勉強したいと思います。
ケソ・マンチェゴに合わせるワインは何が良いのか??ソムリエ協会の求めた答えは何なのか??
ケソ・マンチェゴを勉強してワインライフをより豊かにしましょう。
ケソ・マンチェゴ とは??
ケソ・マンチェゴとは??
Queso Manchego ケソ・マンチェゴ とはスペインを代表するD.O.P.チーズです。
スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ州のチーズで側面の網目模様が特徴です。
羊乳を使用したチーズで非加熱圧搾タイプ(セミハードタイプ)のチーズです。
セミハードタイプ の チーズ って??
セミハードタイプとは非加熱圧搾タイプのチーズの事で、加熱せずに圧搾したチーズです。
圧搾とは、プレスしてつくったという意味です。
非加熱とは、カード(乳のタンパク質が固まったもの・チーズの大もと)をカットして攪拌していく際に、温度を40℃以上にしないで製造するチーズです。
それに対し、ハードタイプのチーズとは加熱圧搾タイプのチーズの事で、加熱して圧搾したチーズです。
カードをカットして攪拌していく際に、温度を40℃以上に上げて製造するチーズです。コンテやボーフォールなどは53℃、パルミジャーノ・レッジャーノは55℃超まで温度を上げて製造されます。
ケソ・マンチェゴ の 味わい と 食べ方
生地は固く締まっています。味わいは穏やかで、薄くスライスしてそのまま食べるのがオススメです。
合わせるワインはもちろんスペインのワイン。
D.O.La Mancha の赤ワインと白ワイン、D.O.Valdepenas の赤ワインと白ワイン、シェリーのフィノ と合わせるのが良いでしょう。
D.O.ラ・マンチャの白ワインの主要ブドウ品種はアイレン、赤ワインの主要ブドウ品種はセンシベルです。
Cencibel センシベル のシノニムは Temptanillo テンプラニーリョ です。
センシベル = テンプラニーリョ
です!!
まさか!!ソムリエ協会の狙いはこんなところにもありました!!
「ケソ・マンチェゴは、3番の飲料(テンプラニーリョ)に合わせると良いです。」っていうキーワードもあったのでしょうね。
ケソ・マンチェゴ まとめ
ケソ・マンチェゴはスペインを代表するセミハードタイプのチーズです。
テンプラニーリョを使用して造られた赤ワインなどに合わせるのがオススメです。
是非!テンプラニーリョとケソ・マンチェゴのペアリングを楽しみましょう!!
では、また!!