こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。
今回は、お酒のマンガ【BAR レモン・ハート】33巻の425話『星の数ほどあるけれど』で登場したワイン「ドメーヌ・ドゥ・ラ・ギャルリエール」から色々と勉強したいと思います。
メモ
漫画【BARレモン・ハート】とは、都内某所にある『BARレモン・ハート』を舞台に繰り広げられるお酒のマンガです。お酒に詳しいマスターのもとに、常連客なのに酒音痴の松っちゃんと、謎に包まれた常連客のメガネさんを中心に、色々なお客さんが訪れて様々なドラマを生みます。一話完結でとても読みやすいのでお酒好きにはオススメの漫画です。作者は古谷三敏。
マンガ内で出てきた用語
- ペティヤンとは??
- メトード・アンセストラルとは??
- ビオディナミとは??
を解説します。
イーブックジャパンで『BARレモン・ハート』を購入した記事はコチラから
レモン・ハート 425話に登場したワインは?
425話『星の数ほどあるけれど』内容(ネタバレ無し)
BARレモン・ハートに現れた男性。店に入ってくるなり松っちゃんとメガネさんに「ハグをさせてください」とハグをします。
「星野さん。そろそろいらっしゃる頃かなとは思ってました。」とマスター。
果たして星野さんとは何者なんでしょう??
星野さんに何があったのでしょう??
そこでマスターが出したワインが『ドメーヌ・ドゥ・ラ・ギャルリエール ミリアール・デ・トワール』というスパークリングワインです。
ドメーヌ・ドゥ・ラ・ギャルリエール
ドメーヌ・ドゥ・ラ・キャルリエールとは、フランス・ロワール地方のペティヤンです。
メトード・アンセストラル方式で造られています。
使用ブドウ品種は、シュナン・ブラン50%、カベルネ・フラン50% です。ブドウはビオディナミ農法で栽培されています。
難しい用語がたくさん出てきましたね!ひとつづつ解説します。
ペティヤンとは??
ペティヤンとは20℃で二酸化炭素の含有量が、3g/ℓを超え、5g/ℓ以下のワインです。
ん??わかりにくいですね。

一般的には20℃で、3気圧以上のガス圧をもったものがスパークリングワイン、それ以下のガス圧のワインが弱発泡性ワインになります。
弱発泡性ワインとしては、フランスのPétillant の他に、ドイツのPerlwein 、イタリアの Frizzante などがあります。
メトード・アンセストラル方式とは??
メトード・アンセストラル方式とはスパークリングワインの製法のひとつです。
スパークリングワインの製法では、トラディショナル方式やシャルマ方式が有名ですね。
参考
スパークリングワインの記事はコチラ
メトード・アンセストラル方式とは、発酵途中のワインを瓶に詰め、王冠などで打栓して、残りの発酵を瓶内で行う製法です。メトード・リュラル方式とも言います。
大人のためのワイン絵本では、田舎方式、最古のスパークリングワイン製造法としてイラスト付きで解説されています。
ビオディナミ農法とは??
ビオディナミ農法とは、人智学者のルドルフ・シュタイナーが提唱した農法です。
大人のためのワイン絵本では
オーガニック農法のひとつで、宇宙のエネルギーをブドウ樹にとりこむ。植物、動物、鉱物由来の調合剤を使用し、土やブドウ樹の改良を目指して月や惑星の動きにあわせ、正確なタイミングで作業をおこなう。
『大人のためのワイン絵本』より引用
農薬などの代わりにプレパラシオンという調合剤を使用します。
レモン・ハート 425話に登場したワイン まとめ
漫画『レモン・ハート33巻』425話『星の数ほどあるけれど』から、ペティヤン、メトード・アンセストラル方式、ビオディナミ農法を学ぶ事が出来ました。良い漫画ですね。
さらに『レモン・ハート』の中で
このワイン蔵では、ペティヤンだけでなく白ワイン、赤ワインも醸造しているが、そのラベルはどれも可愛くてオシャレ。思わず「ジャケ買い」したくなる。見つけたら”星の数ほど購入してしまう”……かも。
『BARレモン・ハート 33巻』より引用
とあります。
漫画内では具体的には紹介されていませんが、いくつか探してみたので紹介して終わりたいと思います。確かに全部オシャレなラベルですよ。
2本〜3本セットでプレゼントにしても良いですね!!
それではまた。