こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。
『エノテカ よりどり10本 1万円』セットで購入した白ワインは底をつきました。
同時に買った、おすすめのヴィーニョ・ヴェルデ『カザル・ガルシア』も飲んでしまいました。
エノテカ『BLACK FRIDAY』企画のワインを購入しつつ『カザル・ガルシア』も再び購入しました。

今回はそんなヴィーニョ・ヴェルデに使われるブドウ品種の勉強をします。
- ヴィーニョ・ヴェルデの主な白ブドウ品種
- ヴィーニョ・ヴェルデの主な黒ブドウ品種
- ヴィーニョ・ヴェルデの主なロゼワイン用品種
ヴィーニョ ヴェルデ とは
『ヴィーニョ ヴェルデのセミナーへ行ってきた』の記事でも書きましたが、ヴィーニョ・ヴェルデとは「緑のワイン、若々しいワイン」という意味です。
アルコール度数は低めで軽やかなので飲みやすい微発泡のワインです。
しかしヴィーニョ・ヴェルデには白ワインだけでなく、ロゼワイン、赤ワインも存在します。

ヴィーニョ ヴェルデは地方・産地の名前でもあり、土地を覆い尽くす緑色に由来するとも言われています。
ヴィーニョ ヴェルデ の主な白ブドウ品種
LOUREIRO ロウレイロ
高品質で香り高いヴィーニョ・ヴェルデの品種です。ポルトガル北勢地区のミーニョ地方のパレ・ド・リマ由来のブドウで、高品質で香り高いヴィーニョ・ヴェルデの品種です。
アロマがローレルの葉や花に似ていることからロウレイロという品種名になりました。
オレンジ、アカシアの花、バラなどのアロマに加え、桃や青リンゴのフレーヴァーも特徴です。アリントやトラジャドーラとブレンドすることでこの品種の濃厚さを和らげます。
ALVARINHO アルヴァリーニョ
ポルトガル北東部あるいはスペイン北西部のガリシア州を起源とする品種で、深く複雑でフルーツやフローラル、ナッツ類などのアロマがあります。
日本でも新潟のアルヴァリーニョが注目を浴びていますね。
アルヴァリーニョのワインは要チェックです。
ARINTO アリント
ポルトガルのリスボンの北に位置するブセラス地域由来の品種であると考えられています。フレッシュなレモンのような柑橘類や熟したリンゴやナシなどの果物などの豊かなフレーバーがあります。
ヴィーニョ・ヴェルデでは、ロウレイロ、トラジャドーラとしばしばブレンドされます。
最高のアリントワインが造られているのはブセラスです。
TRAJADURA トラジャドゥーラ
ポルトガル北部のドウロやミーニョ地方ではトラジャドゥーラと呼ばれていますが、スペイン北西部のガリシア州ではトレイシャドゥーラ(Treixadura)と呼ばれています。
ヴィーニョ・ヴェルデではアリント、アザル、ロウレイロとブレンドされることが多い品種です。
熟したリンゴ、ナシ、桃などの繊細なアロマがあり、酸が少ない品種です。
AVESSO アヴェッソ
アヴェッソはポルトガル語で「反対の」という意味を持ちます。アルコール分が法律で定めれらた11.5%よりも高い12〜13%に達することもあります。
ふくよかなボディーとフレッシュな酸が特徴で、オレンジや桃やトロピカルフルーツ、アーモンドのフレーバーを持つワインになります。
AZAL アザル
アザルはデリケートでフレッシュなレモンと青リンゴのニュアンスがある上品ばなフレーバーを持つワインになります。酸が豊かです。
ちなみに、カザル・ガルシアのブドウ品種は、アリント、ローレイロ、トラジャドゥラのブレンドです。
ヴィーニョ ヴェルデ の主な黒ブドウ品種
VINHÃO ヴィニャオン
ヴィニャオンはポルトガル北西部のミーニョが起源とされる品種です。現在もミーニョでは多く栽培されています。
強い酸味とチェリーや赤ザクロのフレーバーを持ち、おそらくポルトガルで最も濃い色をした個性的なワインになります
BORRAÇAL ボサラル
ボサラルはポルトガル北西部のヴィーニョ・ヴェルデ地方を起源とする品種です。
ルビー色でアルコール分が高く、酸味が強いフレッシュなワインになります。ヴィニャオンとブレンドされる事が多いです。
AMARAL アマラル
正式にはアマラルですが、アザル ティントと呼ばれる事が多い品種です。
芳香豊かで、酸味が多く、色合いが良い、比較的フルボディーのフレッシュなワインになります。ブレンドに使用される事が多い品種です。
ALVARELHÃO アルバレリャオン
ポルトガルのドウロあるいはダン由来であると考えられている品種です。
フレッシュでデリケートなアロマの早飲みのワインになります。
ヴィーニョ ヴェルデ の主なロゼワイン用品種
ESPADEIRO イシュパデイロ
ポルトガル北西部ミーニョ地方由来の品種です。
イチゴやラズベリー、チェリーなどの赤いふルーズのアロマがあり、キレの良い明るいピンクからピンク色のロゼワインになります。赤ワインのブレンドにも使われます。
PADEIRO パデイロ
パデイロはパデイロ・デ・バスト(PADEIRO DE BASTO)とも呼ばれています。パデイロ・デ・バストは「BASTO のパン屋」という意味があります。
ポルトガルのミーニョ地方が由来の品種です。
レッド・カラント、ブルーベリー、イチゴなどの調和の取れたアロマがあり、ピンク色から濃いピンク色のロゼワインになります。
色の薄い赤い果実の香りを持つ赤ワインも造られます。
ミーニョ地方で人気のワインです。
推奨される生産者はQuinta de Gomariz 社のワインです。ヴァラエタルのロゼワインも造っています。
ネットで探しましたが、イシュパデイロのロゼしか見つかりませでした。
ヴィーニョ・ヴェルデのブドウ品種 まとめ
普段は耳にしないブドウ品種がたくさん出てきました。
でもヴィーニョ・ヴェルデ好きには避けて通れない品種です。
知れば知るほど楽しく美味しくなるのがワインですよね!!
ではまた!!