こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。
今回は、お酒のマンガ【BAR レモン・ハート】24巻の312話『ショットガン・ウェディング』で登場したワイン「1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス・ブリュット)」から色々と勉強したいと思います。
メモ
漫画【BARレモン・ハート】とは、都内某所にある『BARレモン・ハート』を舞台に繰り広げられるお酒のマンガです。お酒に詳しいマスターのもとに、常連客なのに酒音痴の松っちゃんと、謎に包まれた常連客のメガネさんを中心に、色々なお客さんが訪れて様々なドラマを生みます。一話完結でとても読みやすいのでお酒好きにはオススメの漫画です。作者は古谷三敏。
今回は「レモン・ハート24巻」から
- 1+1=3 はどんなワイン??
- カバとは??
- カバのブドウ品種は?
を勉強します。
レモン・ハート 312話に登場したワインは??
312話『ショットガン・ウェディング』内容
松ちゃんの姪であるチヨコと、チヨコの友人である京子が喫茶店で仕事の話をしています。
京子の仕事はウェディング・プランナー。念願のウェディング・プランナーになり夢の職場だと思っていた京子でしたが悩みも多いみたいです。
ワケありの出来ちゃった結婚の結婚式は、片方の親が嫌がる場合があり、来週予定の結婚式も新郎の父親が子供の事を発表するのを嫌がっているようです。
チヨコは憂鬱な京子を飲みに誘いました。もちろん行く先はBARレモン・ハートです。
京子の悩みを解決するためにレモン・ハートのマスターが出したワインが『1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス・ブリュット)』というスパークリングワインです。
1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス・ブリュット)
「1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス・ブリュット)」は、スペインのカバです。
使用ブドウ品種は、チャレッロ45%、パレリャーダ30%、マカベオ25%です。
レモン・ハートによると
スペインでともに評価の高い二つの醸造家、ピニョル家とエステーベ家が手を結んで生産したカバ(スパークリングワイン)である。(中略)
評論家のロバート・パーカーも89点と、高い評価を与えているこのカバは、豊かな酸味や香りの、優しい味に仕上がっている。
『BARレモン・ハート 24巻』より引用
カバとは?
カバとはスペインを代表するスパークリングワインです。
生産量の95%はカタルーニャ州で造られています。
シャンパン(シャンパーニュ)と同じ、トラディショナル方式(瓶内二次発酵)で造らなければなりません。
トラディショナル方式とは、第二次発酵を瓶内で行う製法です。大きなタンクなどで第二次発酵をすることは認められていません。
熟成の期間も決められています。澱抜きまでの瓶貯蔵・熟成期間は最低9ヶ月です。
スパークリングワインの製法の記事はコチラから。

カバに使われるブドウ品種は??
フランスのシャンパン(シャンパーニュ)と同じように、カバも使用できるブドウ品種が決まっています。
カバの主要3品種は、マカベオ、チャレッロ、パレリャーダです。
主要3品種とも白ブドウです。

カバの主要3品種以外に認められている白ブドウは、シャルドネ、マルバシア・リオハーナ(スビラット・パレント)です。
カバに認められている黒ブドウは、ガルナッチャ・ティンタ、モナストレル、トレパット、ピノ・ノワールです。
2008年からピノ・ノワール100%から、ブランド・ノワールのカバを造ることが認められました。
ブランド・ノワールとは、黒ブドウから造られた無色のカバ(ロゼではなく白のスパークリングワイン)という事です。
同じ黒ブドウでも「トレパット」から造るカバはロゼしか認められていません。
レモン・ハート 312話に登場したワイン まとめ
漫画「レモン・ハート 24巻」312話「ショットガン・ウェディング」から、カバを勉強する事が出来ました。
- カバはスペインを代表するスパークリングワイン
- カバはシャンパン(シャンパーニュ)と同じトラディショナル方式(瓶内二次発酵)で造られる
- カバとシャンパンはブドウ品種が違う
- カバの主要ブドウ品種はマカベオ、チャレッロ、パレリャーダ
レモン・ハート24巻によると
他に補糖を抑えたタイプのブリュット・ナトゥーレや、ピノ・ノワール100%のロゼも出している。
『BARレモン・ハート24巻』より引用
という事なので、こちらも紹介して終わります。
『1+1=3』のロゼには、ピノ・ノワール100%から造られたカバと、トレパット、ガルナッチャ、ピノ・ノワールをブレンドして造られたカバがあるようですので、購入の際は間違えの無いように!
それでは、また!!
1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス)ブリュット・ナトゥーレ