こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。
今回は、漫画 BARレモン・ハート18巻の226話『ワインの心』に登場した、白いロマネ・コンティを紹介したいと思います。
メモ
漫画【BARレモン・ハート】とは、都内某所にある『BARレモン・ハート』を舞台に繰り広げられるお酒のマンガです。お酒に詳しいマスターのもとに、常連客なのに酒音痴の松っちゃんと、謎に包まれた常連客のメガネさんを中心に、色々なお客さんが訪れて様々なドラマを生みます。一話完結でとても読みやすいのでお酒好きにはオススメの漫画です。作者は古谷三敏。
漫画 BARレモン・ハートに登場した「白いロマネ・コンティ」とは
レモン・ハート18巻 226話 ワインの心
今回の主役は小泉正吾。大手スーパーの課長を辞めて「小泉デザイン事務所」を設立しました。
大学時代からの友人である森田が準備中のオフィスを訪ねてきます。
「ちょっとめずらしいワインを見つけた」
「エールを送るオレの気持ちがこのワインにはあるんだ」
「創立パーティに出しても恥ずかしくないワインだ」
それが、こちらのワインです。
シャトー・グリエ
シャトー・グリエ に込められた意味は
小泉はそのワインに込められた意味を知るためにBARレモンハートを訪ねます。
「あなたの友人はなかなかのワイン通ですね」
「知る人ぞ知る通のワインなんです」
とレモンハートのマスター。
「3.08haの小さな畑(2019年日本ソムリエ協会 教本によると3.5ha)
ローヌ川を見下ろす急な斜面
砂利だらけの土地にしがみつくように植えられているぶどうの木
そのぶどうはヴィオニエ種という名のぶどうです
そしてたった一人の地主が狭い土地で愛情をこめて作り上げているのが…
このシャトー・グリエなんです」
Château Grillet シャトー・グリエ
シャトー・グリエはフランス・ローヌ渓谷地方の北部ローヌに位置します。
ローヌ渓谷で最初に認定されたA.O.C.のひとつです。
漫画レモンハート18巻は2002年11月発行なので、ネイレ・ガシェ家の単独所有という記載がありますが、2011年以降はフランス・ボルドーの5大シャトーのひとつであるシャトー・ラトゥールを有するピノー家が単独の所有者になっています。
ソムリエ協会教本によると
フローラルなアロマとミネラルの風味が特徴の、一般的なコンドリューとは一線を画する白ワインが生み出される。
2019年 日本ソムリエ協会教本 より引用
A.O.C.コンドリューとA.O.C.シャトー・グリエではヴィオニエ100%の白ワインのみが造られています。
レモン・ハート18巻によると
ライチや蜂蜜のような香りのこのワインは、その希少性からも、ローヌの白いロマネ・コンティを呼ばれているという。
BAR レモン・ハート18巻 より引用
漫画 BARレモン・ハートに登場した「白いロマネ・コンティ」まとめ
知る人ぞ知る通のワイン。ローヌの白いロマネ・コンティ「シャトー・グリエ」はいかがでしたか??
一度は飲んでみたいワインですね。
ここぞという時のパーティーやプレゼントに良いですね。
それでは、また。