こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。
コンラッド東京のエグエクティヴ・ソムリエである 森 覚 さん監修の本「見て覚える ワインの絵辞典」が出版されました。
タイトルにもある「見て覚える」「絵辞典」という通り、オールカラー、イラスト満載なので、気軽にワインを学べる楽しい本です。
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おすすめ ワイン本 まとめ
見て覚える ワインの絵辞典 森 覚
ワインの絵辞典 概要
本のサイズはいわゆる通常の単行本サイズで、ソフトカバーです。
ページ数は192ページです。
特殊なサイズではないので、普通の本棚にストレス無く入ります。
ワインの本などは特殊なサイズの本も多いのですが、この本は収納に関しては安心です。
オールカラーでイラスト盛りだくさんです。
字の大きさは、特に大きいわけではありませんが、イラストと余白があるので全体的に読みやすい内容になっています。
プレスリリースによると
ワインは敷居が高い、むずかしそう、などという印象を持つ人は多いのではないでしょうか?ワインは好きだし、お店でも家でも飲むことは多い。でも実はワインについては知らないことだらけ。
ワインのことを少し知っておくだけで、ワインはもっとおいしく楽しくなります。
本書は、これからワインのことを学びたいと思っている人にぴったりの一冊です。『ドリームニュース』サイト 株式会社新星出版社 プレスリリースより引用
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ワインの絵辞典 内容
5章から構成されています。
- ワインをおいしく飲む
- ワインのブドウ
- ワインの味わい
- ワインの生産地
- ワインのうんちく
それぞれの章の内容を紹介します。
1.ワインをおいしく飲む
この章で面白いなと思ったページは、「ロマネ・コンティはどんな味わい?」「死ぬまでに飲みたい!?5大シャトー」です。
ロマネ・コンティの7つの秘密と、5大シャトーの特徴が書かれています。
「ラベルはワインの名刺」では、フランス・ボルドー、フランス・ブルゴーニュ、イタリア・トスカーナ、ドイツ、スペイン、アメリカ、チリの7つ地域のワインラベルの読み方を実際のワインラベルのイラストを用いて解説しています。
「ワインが日本に届くまで」も興味深い内容です。
ワイン生産者からどのように日本の消費者まで届くのかが書かれています。
赤道は何回通るのでしょう?? なんて事も書いてあります。
「ワイン会をしよう!」では、前日までの準備から、ワイン会のテーマ、料理を準備する、あると便利なもの、当日注意すること、残ったワインの保存方法まで、様々な切り口で書かれています。
「当日注意すること」には、服装などにつても書いてありますが、「ワインのうんちくを一人でペラペラ話さない、知ったかぶりは×」なんて事も書いてあります。そんな人はこの本すら買わない気もしますが…。
「レストランでのワインの頼み方」は、ワイン初心者だけでなく、中級者以上も必見です!
ワンランク上のワインの頼み方のページには、「2番めに安いワインを頼まない?」なんていう興味があるお話もあります。
なるほどー。過去にやっちゃったかも。
なぜ?2番目に安いワインを頼んではいけないのか??は「ワインの絵辞典」で!!
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2.ワインのブドウ
この章では、『ドリームニュース』サイトの株式会社新星出版社のプレスリリースでも紹介されていましたが、品種別に中世ヨーロッパ風のキャラクター・イラストを使ってわかりやすく解説しています。
20人のキャラクター(ブドウ品種20種)が登場します。

個人的には、メルロー、マスカット・ベイリーA、ソーヴィニヨン・ブラン、甲州のキャラクターが「なんかそれじゃない」感が強くて好きです。
ビックリマンチョコとコラボしてブドウ品種のキャラクター入り『大人のビックリマンチョコ・ワイン味』でも発売してくれませんかね?大人買いします。
「ワインのテロワール」では、気候、地形、土壌の項目での解説が書かれています。
「ワインのヴィンテージ」には、1989年から2017年までのヴィンテージチャートも付いています。
20人のブドウ品種キャラクターをチェックしたい方は「ワインの絵辞典」で!!
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3.ワインの味わい
ワインのテイスティング全般に関する章です。
「ワインをテイスティング」「ワインの外観」「ワインの香り」「赤ワインのブドウの香り」「白ワインのブドウの香り」「ワインの味わい」「テイスティング用語」の順にイラストたっぷりの解説があります。
イラストたっぷりですが、内容は濃いです。
このページを開いてワインを飲むのも良いと思います。
最後に「テイスティングシート」が付いています。
使いやすそうです。コピーして使いましょう。
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4.ワインの生産地
「フランスのワイン」では、フランス全体、ボルドーのワイン、ブルゴーニュのワイン、ボルドーとブルゴーニュの比較、ロワールのワイン、シャンパーニュのワインについての解説があります。
「イタリアのワイン」では、イタリア全体、トスカーナのワイン、ピエモンテのワインについての解説があります。
「ドイツのワイン」では、ドイツ全体、ラインガウのワイン、モーゼル・ザール・ルーヴァーのワインについての解説があります。
あとは、「スペインのワイン」「ポルトガルのワイン」「アメリカのワイン」「オーストラリアのワイン」「チリのワイン」「南アフリカのワイン」「日本のワイン」の解説です。
この章もサラリと解説してるようで、「おっ!」「えっ?」という事も書いてありますよ。
北緯50度のラインガウで なぜブドウ栽培が可能か?
なんて面白いですよね。
なぜ北緯50度のラインガウでブドウ栽培が可能か??は「ワインの絵辞典」で!!
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5.ワインのうんちく
この章は1〜4章で触れられなかったワインのお話の章です。
「料理とワインの合わせ方」は色々な料理とワインの相性のお話です。
「料理 × ワインのタイプ 早見表」もあります。
次は、ワインの醸造方法の話です。「赤ワインができるまで」「白ワインができるまで」「ロゼワインができるまで」「スパークリングワインができるまで」の解説です。
ピジャージュとルモンタージュ、デブルバージュ、アッサンブラージュの解説もちゃんとあります。
「ビオワイン」「極甘口の貴腐ワイン」「酒精強化ワイン」「その他のワイン」「ワインの熟成」のお話が続き、「ワインボトルの形」「ワインボトルの大きさ」のお話、「ワインの成分」「ワインと健康」そして最後に「ワインの歴史」のお話です。
「ワイン用語集」も付いています。
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コラム
章と章の間にあるコラムは全部で3話です。
「ソムリエの仕事」「パーカー・ポイント」「日本のワインがおいしくなったその理由」です。
ワインの絵辞典 まとめ
基本的にワイン初心者向けの本ですが、中級者以上でもハッとする内容もあります。
パラパラと眺めているだけでも楽しいです。
楽しく学べる本ですね。
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では、また。