こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。

ワインには生ハムだよねー。
うんん。生ハムの塩気とワインの渋みと…
美味しい…よね…
合うって言えば合う気がするけど…
これって合ってるの??
って思ったことはありませんか??
今回は、ソムリエ協会の会報誌『ソムリエ 161号』の特集「生ハム20種をブラインド・テイスティング」という企画で紹介されたワインの中から「今回の生ハムに合ったワインはこれ!」という4本のワインを紹介します。
今まで適当にワインを選んで「んー生ハムに合うと言えば合うけど…もっと合うワインってあるのかな??」という悩みや疑問を解決する近道になること間違えなしの4本です。
- 生ハムに合わせる 白のスパークリングワイン
- 生ハムに合わせる 白ワイン
- 生ハムに合わせる 赤ワイン
- 生ハムに合わせる ロゼのスパークリングワイン
を紹介します。
テイスターは、阿部誠さん、北康信さん、岩澤正子さん、新妻直也さん、の4人です。
生ハム20種類をブラインド・テイスティングをして、生ハムの1位〜10位までを決めて、さらにワインを合わせるという企画です。
- 生ハムに合わせるワインを探している
- パーティーに持っていくワインを探している
- 生ハムを楽しむヒントを知りたい
という方におすすめの記事です。
ワイン選びをいつもよりちょっと意識するだけで、楽しい生ハム&ワインライフが送れますね。
「生ハムに合わせてワイン持ってきたよ!」
なんて言ってワイン持ってきたら素敵ですよね。
生ハムに合わせるワイン4選+1
生ハムに合わせるスパークリングワイン
『ソムリエ161号』に掲載されていた写真とは違うのですが、デザインが変わったのでしょうか??名前は同じワインです。
プロセッコです。イタリア・ヴェネトのスパークリングワインですね。
使用ブドウ品種はグレーラ主体です。
D.O.C.G.は『ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ』です。
主要ブドウ品種のグレーラはプロセッコと呼ばれていた白ブドウです。
選んだのは北康信さん。
ヴェネトのプロセッコ。イタリアの生ハムの産地の一つがフリウリ地方のサン・ダニエーレという理由で。前菜で生ハムを食べながらプロセッコを飲むというシチュエーションも考慮した。
『ソムリエ161号』より引用
幅広く合わせらるワインとして紹介されていました。
悩んだら、このスパークリングワインで決まりですね。
生ハムに合わせる白ワイン
イタリアの白ワインです。
使用ブドウ品種はフリウラーノです。
このワインを選んだのも北康信さん。
サン・ダニエーレの近隣の産地のもの。地元で定番の組合せ。熟成期間がそれほど長くない生ハムには、メロンなどのフルーツを合わせるので、アロマティック系の香り高いワインが合うのではと考えた。
『ソムリエ161号』より引用
地元で定番の組合せ!!
こういうのが良いですよね。
イタリアの生ハムにはコレ!という感じですが、パルマの生ハムに比べて、サン・ダニエーレの生ハムってあまり見かけないですよね。
生ハムに合わせる赤ワイン
フランス・ルーション地方の赤ワインです。
主要ブドウ品種はグルナッシュです。
選んだのは岩澤正子さんです。
果実味とアルコール感があったほうが生ハムの脂分を洗い流すかと思って、南仏の赤を選んだ。
『ソムリエ161号』より引用
生ハムと南仏??と思いましたが、こんな組み合わせからも色々と発見できるのがワインの面白いところですよね。
生ハムに合わせるロゼスパークリング
有名なのが出てきましたね!!
シャンドン ロゼ です。
あの有名なモエ・エ・シャンドン社がオーストラリアのヤラ ヴァレーに設立したドメーヌ・シャンドンのスパークリングワインですね。

選んだのは阿部誠さん
ニューワールドを入れたいと考え、オーストラリアのロゼのスパークリングワインを。食前に飲むという感覚から。
『ソムリエ161号』より引用
生ハムに合わせる定番の赤ワイン

プラス1として紹介するのは、生ハムに合わせる定番の微発泡赤ワイン「ランブルスコ」です。
ネットショッピングを見ていると「使用ブドウ品種:ソルバラ」と書いてあるところが多くてびっくりして調べたのですが、ランブルスコに使用されているブドウ品種はもちろん「ランブルスコ」です。
その「ランブルスコ」として最も高く評価されていると思われる品種が「ランブルスコ ディ ソルバラ」です。
このワインの使用ブドウ品種は『ランブルスコ ディ ソルバラ』になります。
北康信さんが選んだ赤ワインです。
イタリアの生ハムのもうひとつの重要な産地がエミリア・ロマーニャのパルマ。その地元のランブルスコを選んだ。ランブルスコには色々なタイプがあるが、今回は、ソルバラというクラシックな造りの辛口を選び、生ハムの旨みと合わせる提案になればと考えた。
『ソムリエ161号』より引用
パルミジャーノ・レッジャーノ や ピザ や ハンバーガーにも合わせやすいので試してみてください!!
生ハムを楽しむヒント
新妻直也シェフからの『生ハムをつまみだけではなく、家庭で料理として楽しむヒント』というアドバイスも掲載されてたので紹介します。
- カプレーゼの上に生ハム、そして良質なオリーブオイルをかけるだけで前菜に。
- 温かい素材にそのまま生ハムをのせるのも良い。(例:じゃが芋+生ハム)
- グリルした野菜などに生ハムをのせるだけでも、美味しい1品に。(例:茄子、甘唐辛子、菜の花など)
ソムリエ161号より
生ハムに合わせるワイン4選+1 まとめ
テイスターの総評:阿部誠さんは
生ハムは塩で食べさせる部分があるので、ワインに多少、甘みがあった方がバランスがとれると感じた。そういう意味でプロセッコは幅広く合うし、北さんセレクトの白も赤も良かった。
『ソムリエ161号』より引用
私が生ハムに合わせるとしたら、「プロセッコ」か「シャンドンのロゼ」で乾杯して、「フリウラーノ」を試してみたいですね。
「ランブルスコ」が好きなので「ランブルスコ」も外せませんね!!
みんなで集まったら足りなそうなので「ルーションの赤」もいきますかね。

生ハムを食べる際には是非ワインも意識して購入してみましょう!!
今回のキーポイントは
- 発泡ワインなら:プロセッコ か ロゼスパークリング
- 白ワインなら:フリウラーノ
- 赤ワインなら:グルナッシュ
- 定番なら:ランブルスコ
この辺りを意識して選ぶと良いと思います。
ワインと生ハムだったら何でも良いという考えが変わるはずです。
新たな発見がありますよ。
それでは、また!!