こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。

韓国料理といえば焼肉が思い浮かびますよね。
もちろん焼肉とビールはとても相性がいいですが、赤ワインもとてもよく合います。
焼肉には、南仏のグルナッシュや、オーストラリアのシラーズや、チリのカルメネールやアルゼンチンのマルベックなどがよく合うと言われています。
しかし
韓国料理で忘れてはならないのがキムチです。
どのお店に行ってもキムチがありますよね。
はたして、キムチに合うワインはあるのか??
今回は、有名なワインの漫画『神の雫13巻』と、田崎真也著『うなぎでワインが飲めますか?』から、キムチに合うワインを紹介します。
- 韓国料理にワインを合わせたい
- キムチにワインを合わせてみたい
- 辛い料理に合うワインを知りたい
という方にオススメの記事です。
キムチに合うワインとは、いったい、どんな種類のワインなのでしょう??
韓国料理とワイン 〜 キムチに合うワイン 5選
【神の雫 13巻】キムチに合うワイン 1本目
『マーク・エブラール・ブラン・ド・ブラン』です。
シャンパーニュ(シャンパン)です。
ブラン・ド・ブラン というのは シャルドネ100%のシャンパンですね。
主人公の神咲雫が探し出してきたワインです。
舌の上で燃え盛るキムチの炎が瞬時にして
同じ刺激なのにまるで性質の違うシャンパーニュのシルキーで美しい泡にくるまれる
そしてお互いを高めあいどちらの旨味も引き立てどちらの酸も穏やかにし…
『神の雫13巻』より引用
詳しいストーリーは『神の雫13巻』で
【神の雫 13巻】キムチに合うワイン 2本目
『グラヴェッロ』という赤ワインです。
イタリア・カラブリア州のワインです。
使用ブドウ品種は、ガリオッポという黒ブドウを中心にカベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされています。
カラブリア州はイタリアのつま先の部分の州ですね。
赤ワインの生産量が多い州です。
ガリオッポはカラブリアで一番多く造られているブドウ品種で
タンニンが強く、頑強で、包み込むような味わいを持つ赤ワインを生む。ロゼも造られる。
『2020年 日本ソムリエ協会 教本』より引用
なぜ、辛い料理にガリオッポが合うのかというと
このワインが伝統的に辛い料理を食べる地方で造られたワインだからだと思います。
ガリオッポはもちろんブレンドに使われているカベルネ・ソーヴィニヨンも 唐辛子を育てるテロワールで同じように育てられた葡萄なんです
だから唐辛子料理にも こんなに見事にマリアージュするんです
『神の雫13巻』より引用
-
-
おすすめ ワイン本 まとめ
【神の雫 13巻】キムチに合うワイン 3本目
『ドゥーカ・サンフェリーチェ・チロ・ロッソ・リゼルヴァ』です。
同じくイタリア・カラブリア州で最も有名な D.O.C.チロ の赤ワインです。
使用ブドウ品種はガリオッポです。
『神の雫』の中ではイタリアワイン大好きのイタリア長介こと本間長介が探し出したワインです。
カジュアルな料理には合わせやすいかもね
チヂミやチャプチェなんかの甘味ソースにはこっちがいいんじゃないッスかね
『神の雫13巻』より引用
詳しいストーリーは『神の雫13巻』で
キムチに合うワイン その他
田崎真也著『うなぎでワインが飲めますか?』の中では、
赤唐辛子は、赤ピーマンと風味が似ているので、赤ワインのスパイス的風味ともよく合うのです。
『うなぎでワインが飲めますか?』より引用

唯一難しいのは、漬け込む時に加えられる沖アミなどの塩辛ではないでしょうか。ならば、ある程度熟成が進んだ、たとえばキャンティ・クラシコのリゼルヴァ や リオハのグラン・レセルバを合わせます。また、バルベーラ種などのように酸味のしっかりとした赤ワインもおすすめです。
『うなぎでワインを飲めますか?』より引用
キャンティ・クラッシコだとリゼルヴァ
リオハだとグラン・レセルバ
がポイントですね。
キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァは、サンジョヴェーゼという黒ブドウ主体で造られています。熟成期間は24ヶ月以上(うち3ヶ月は瓶内熟成)が義務付けられています。
リオハ・グラン・レセルバの赤ワインは、オーク樽と瓶で60ヶ月以上の熟成(うちオーク樽での熟成は24ヶ月以上、瓶内熟成は24ヶ月以上)が義務付けられています。
-
-
おすすめ ワイン本 まとめ
韓国料理とワイン 〜 キムチに合うワイン 5選 まとめ
キムチに合うワイン いかがでしたか??
刺激に焦点を合わせるならば、ブラン・ド・ブランのシャンパーニュ
辛味に焦点を合わせるならば、カラブリア州のガリオッポを使用した赤ワイン
熟成に焦点を合わせるならば、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ や リオハ・グラン・レセルバ の赤ワイン
でした。

田崎真也さんは『うなぎでワインが飲めますか?』の中で
このように書くと、そのワインしか合わないのかと思う方も多いのですが、最終的に愛称とは個人の好みです。いろいろと試しながらのほうが、逆にどれが本当に合うかを確認ができると思います。
『うなぎでワインが飲めますか?』より引用
いろいろと試しながら、ワインを楽しみましょう!!
-
-
おすすめ ワイン本 まとめ
それでは、また。