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こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。

パリスの審判とはワインの歴史を塗り替えた事件で
1976年にカリフォルニア・ワインとフランス・ワインをブラインド・テイスティングで対決させました。
誰もがフランス・ワインの圧倒的勝利だと思われていたのに反して、カリフォルニア・ワインが勝利した。
という話です。
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【カリフォルニア・ワインの奇跡】パリスの審判を知るための4つの方法
当時、飲まれた白ワインは1972年〜1974年ヴィンテージのワインなのですが、現行のヴィンテージでネットで簡単に購入できるのか?調べてみました。
- パリスの審判で飲まれた白ワインを飲んでみたい
- パリスの審判の白ワインの順位が知りたい
- パリスの審判の白ワインがネットで購入出来るのか知りたい
という方におすすめの記事です。
入手困難度と購入価格帯も一緒に紹介したいと思います。
入手困難度
★★★ 入手困難:現在ネットで購入するのが難しい
★★ やや困難:探せばなんとか購入出来る
★ 入手可能:比較的ネットで手に入りやすい
購入価格帯
★★★ 高価:2万円以上〜購入できない
★★ やや高価:1万円〜2万円くらい
★ やや安価:1万円以下
はたして、『パリスの審判』の白ワインは、現在も入手が出来るのでしょうか??
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今でも買えるの??『パリスの審判』で選ばれた赤ワイン
今でも買えるの??『パリスの審判』で選ばれた白ワイン
『パリスの審判』で5位だった白ワイン
ジョセフ・ドルーアン社の『ボーヌ・クロ・デ・ムーシュ・ブラン』です。
実際に『パリスの審判』で飲まれたワインは『ボーヌ・クロ・デ・ムーシュ 1973年』です。
『ボーヌ・クロ・デ・ムーシュ・ブラン』は
入手困難度 ★★
購入価格 ★★
です。
三国ワインが扱っているようなので、入手困難というわけではありませんが、ネットで検索すると、ジョセフ・ドルーアン社の『クロ・デ・ムーシュ』の『ブラン』となると少し探しにくいので★★です。
価格は2万円前後します。気軽に買える値段ではないので ★★ です。
フランス・ブルゴーニュ・ボーヌ地区でもっとも有名な畑が『クロ・デ・ムーシュ』です。
『クロ・デ・ムーシュ』は、“蜂蜜の畑” と呼ばれています。
『パリスの審判』で4位だった白ワイン
実際に『パリスの審判』で飲まれたワインは『スプリング・マウンテン 1973年』です。シャルドネを使用したワインでした。
カリフォルニアワインです。
今回、ネットで探したところ、やっと出てきたのが、ソーヴィニヨン・ブランを使用した『スプリング・マウンテン』でした。
現在は、シャルドネの白ワイン造られていないのですかね??
現行の『スプリング・マウンテン・シャルドネ』は
入手困難度 ★★★
購入価格 ★★★
検索しても出てこないので、入手困難度 ★★★、購入できないので ★★★ です。
『パリスの審判』で3位だった白ワイン
実際に『パリスの審判』で飲まれたワインは『シャローン・ヴィンヤード 1974年』です。
3位もカリフォルニアワインです。
ピエール・ブレジューが16点、ミシェル・ドヴァーツが16点、ピエール・タリが16点で、3人の審査委員が「シャルドネ部門」で一番の高得点を付けた白ワインです。
現行の『シャローン・ヴィンヤード』のシャルドネは
入手困難度 ★★
購入価格 ★
です。
シャローン・ヴィンヤードの『ピノ・ノワール』を使用した赤ワインや、『ガヴィラン』シリーズのシャルドネは比較的手に入りやすいのですが、『エステート』シリーズのシャルドネは、やはり人気があるのか若干手に入りにくくなっていますので ★★ です。
価格自体は1万円を切っていますので ★ です。
『パリスの審判』で2位だった白ワイン
こちらは ルイ・ラトゥールの『ムルソー・シャルム』です。
実際に『パリスの審判』で飲まれたワインは ギー・ルローの『ムルソー・シャルム ルロー 1973年』です。
『ムルソー』はフランス・ブルゴーニュ地方のワインです。
『シャルム』はムルソーのプルミエ・クリュ(一級畑)の一つです。
現行の ギー・ルローの『ムルソー・シャルム』は
入手困難度 ★★★
購入価格 ★★★
です。
ギー・ルロー 以外の『ムルソー・シャルム』であれば、入手は比較的簡単です。
価格帯は1万円台前半あたりです。
『パリスの審判』で1位だった白ワイン
『シャトー・モンテレーナ』のシャルドネです。
実際に『パリスの審判』で飲まれたワインは『シャトー・モンテレーナ・シャルドネ 1973年』です。
オーベール・ド・ヴィレーヌが18点、クロード・デュボワ・ミヨが18.5点、オデット・カーンが16.5点、レイモン・オリヴィエが17点、クリスチャン・ヴァネケが16.5点、ジャン・クロード・ヴリナが17点 と、9人の審査員のうち6人がシャルドネ部門で一位に選んでいます。
現行の『シャトー・モンテレーナ』は
入手困難度 ★
購入価格 ★
です。
比較的簡単にネットで手に入りますし、価格も1万円以内です。
以前は、六千円ほどで購入できたみたいです。
>>【パリスの審判】BARレモン・ハートに登場したカリフォルニアワインとはの記事でも紹介しています。
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【パリスの審判】BARレモンハートに登場したカリフォルニアワインとは
今でも買えるの??『パリスの審判』で選ばれた白ワイン まとめ
いかがでしたか??
現行のヴィンテージでも、全く同じ生産者で、全く同じ品種だと思ってた以上に入手が困難なのですね。
約50年ほど前の出来事ですからね。
ワイン名 | 生産国 | 入手困難度 | 価格帯 | 備考 |
ボーヌ・クロ・デ・ムーシュ | フランス | ★★ | ★★ | |
スプリング・マウンテン | アメリカ | ★★★ | ★★★ | ソーヴィニヨン・ブランであれば、入手可能 |
シャローン・ヴィンヤード | アメリカ | ★★ | ★ | エステート・シャルドネ以外であれば、比較的入手容易 |
ムルソー・シャルム | フランス | ★★★ | ★★★ | ギー・ルローにこだわらなければ、入手は可能 |
シャトー・モンテレーナ | アメリカ | ★ | ★ | 入手可能 |
お気に入りの一本が見つかったら『パリスの審判』の物語と一緒に飲んでみてください!!
では、また。
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【パリ テイスティング事件】ワインの歴史を変えた「パリスの審判」まとめ