こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。

サンジョべーゼとはイタリアの代表的なワイン用ぶどうの品種の名前です。
「キャンティ(キアンティ)」というワインもサンジョベーゼから造られています。

エノテカ 定期便 2019年8月より

お店などでキャンティを見かけたら「サンジョべーゼ」というぶどう品種を中心に造られているんだな〜!と思って下さい。
今回は、サンジョべーゼの特徴について学びます。
- サンジョべーゼというぶどう品種の特徴を知りたい
- サンジョべーゼを使用して造られたワインの香りを知りたい
- サンジョべーゼを使用して造られたワインの味わいを知りたい
という方におすすめの記事です。
参考にした書籍は
谷宣英「ワイン テイスティング バイブル」
佐藤陽一「ワインテイスティング」
「The WINE マグナムエディション」
です。
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おすすめ ワイン本 まとめ
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ワイン本『The WINE マグナムエディション』が超おすすめの理由
【ワイン用ぶどう品種】サンジョべーゼの特徴とは
サンジョヴェーゼ(サンジョベーゼ)の起源はイタリアのトスカーナ州です。
黒ぶどう品種です。
サンジョベーゼは気軽に飲めるテーブルワインから、高級なワインまで様々なワインを造ることができるぶどう品種です。
果実味、酸味、タンニンのバランスがよいワインとなり、若いうちから心地よく味わうことができます。
「ワイン テイスティング バイブル」より引用
【ワイン用ぶどう品種】サンジョべーゼの香りとは
サンジョベーゼの香りの特徴を各書籍から分析します。
成熟したブラックベリーやプラムの香りとともに微かにスパイスや動物的なニュアンスを感じることもある。木樽熟成されることが多い品種。
「ワイン テイスティング バイブル」より引用
キーワードは、ブラックベリー、プラム、スパイス、動物的ニュアンス です。
チェリー、ローストトマト、スイートバルサミコ、オレガノ、エスプレッソ
「The WINE マグネムエディション」より引用

赤い花、芍薬、牡丹の花。サクランボ、赤いプラム、梅、熟したイチゴ、イチジク。黒オリーブ。少しシソっぽいニュアンス、金属的なニュアンスも。
「ワイン テイスティング」より引用

チェリー(サクランボ)、(赤い)プラム、が辛うじて共通のキーワードです。
スミレの花の香りなども表現としてよく使用されます。
自分なりにピッタリとくる香りを探してみてください。
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おすすめ ワイン本 まとめ
【ワイン用ぶどう品種】サンジョべーゼの味わいとは
サンジョベーゼの味わいの特徴を分析します。
フレッシュな果実味と酸味を感じる。アルコールのヴォリュームは中程度。タンニンは若いうちから滑らかで心地がよい。
「ワイン テイスティング バイブル」より引用
赤い小果実(サクランボ、プラム、アセロラ)。酸がやや目立つ。
「ワイン テイスティング」より引用
酸がいちばんの特徴ですね。
フレッシュな果実味で渋みがなめらか。
といったところでしょうか。
【ワイン用ぶどう品種】サンジョべーゼを楽しめるイタリアワインは?
主にサンジョヴェーゼを使用して造られたワインは
- キャンティ(キアンティ)
- キャンティ・クラシコ
- ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
- カルミニャーノ
- モレッリーノ・ディ・スカンサーノ
- ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ
などなど、
他にもまだまだサンジョベーゼからたくさんのワインが造られています。
書籍「ワイン テイスティング」にはサンジョベーゼを使用したワイン
- ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ
- ファンタローロ
- キアンティ・ニポツァーノ
- ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ カステルジョコンド
の佐藤陽一ソムリエのテイスティングコメントが掲載されています。
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【ワイン用ぶどう品種】サンジョべーゼの特徴 まとめ
イタリアの代表的な黒ぶどう品種「サンジョベーゼ」の特徴はいかがでしたか?
キャンティ(キアンティ)をはじめ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどの主要ぶどう品種がサンジョベーゼです。
チェリーやプラム、スミレなどの香り
酸味がやや特徴で、果実味、タンニン(渋み)のバランスが良いワインが造られます。
お気に入りのサンジョベーゼを探してみてはいかがでしょうか??
では、また。