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こんにちは。叩いてみたドラマー YouTuber みやっちょです。

最近はスマホでドラムを録音・録画してもなかなか良い音で録れますよね。
でもやっぱりあると便利なのが「YAMAHA EAD10」です。
もう持っている人もたくさんいると思います。

- YAMAHA EAD10を買ってみたいけど、本当に簡単に良い音になるの??
- YAMAHA EAD10 使い始めたけど、プリセットシーン(エフェクト)の種類が多くてどれを使えばいいのかわからなくて、結局いつも同じのを使っている。
- 細かい設定をしないと良い音にならないんじゃないの??
そんなあなたの疑問にこたえるために、ドラマー「みやっちょ」が実際に叩いて比較し、初心者でも簡単に“いい音”が出せるおすすめのプリセットシーン(エフェクト)全50の中から実戦ですぐに使えるプリセット6選を紹介します。
動画付きで解説しているので、ぜひ参考にしてください!
この記事では
- YAMAHA EAD10 を買おうか迷っている
- YAMAHA EAD10 を使っているがいつも同じプリセットシーンを使用している
- スタジオに入ったら時間がもったいないから、いつも適当に使っている
という方にオススメの記事です。
この記事を読んで簡単にプロっぽい音で録音を楽しみましょう。

EAD10 比較した6つのプリセットシーン
今回、比較したプリセットシーンをざっくりまとめたモノがこちらです。
いつも使っているもの、使ったことないけど気になるものなどありますか??
プリセット名 | プリセット番号 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
Room Rev | 13 | 自然な残響でバランス良し | 迷ったらこれ! |
Arena | 1 | 広がりのある派手なリバーブ | ライブ感を演出 |
Compressor | 11 | 音の粒立ちを強調 | パンチのある音に |
Studio Rev | 12 | スタジオ録音風の響き | レコーディングスタジオみたいな音質 |
Calf Heads | 26 | ビンテージ感のある柔らかい音 | 本皮ヘッドをシミュレートした音 |
Vintage | 28 | 昔ながらの温かみのある音 | レトロな雰囲気を演出 |
次の章では、同じフレーズを各プリセットシーン(エフェクト)で演奏し、音の違いを動画で比較します。
ぜひ、音の違いを体感してみてください!
実演動画で比較
実演動画で比較してみましょう。
使用した楽曲は
- ドラマーズ・ソングブック ~多ジャンル80曲!一生使えるドラム練習曲集~(アルファノート) より
- 曲名:蝉時雨
- 作曲:nagare
- 作詞:caran/caren
- 編曲:nagare & 四月朔日義昭
- Volcal:caran/caren
です。
使用機材などは以下の通りです
- スネア:ラディック ブラックビューティー
- スネアヘッド:Ludwig WHITE COATED HEAVY LW4314
- スネアサイド:REMOルネッサンス
- スナッピー:CANOPUS Back Beat Wire Nickel Plated 30 Strand
- 録音:EAD10
- モニターイヤホン:ゼンハイザー IE100 PRO
- 録画日:2025.04.02
ラディックのブラックビューティーを使用しました。
ドラムヘッドは、この記事の叩きくらべ企画ですっかり気に入ってしまった「Ludwig WHITE COATED HEAVY LW4314」です。
>> 幅広く使える!ちょっと変わり種のドラムヘッド叩きくらべ の記事はこちらから
Room Rev で叩いてみた
Arena で叩いてみた
Compressor で叩いてみた
Studio Rev で叩いてみた
Calf Heads で叩いてみた
Vintage で叩いてみた
同じ曲にチャレンジしてみたい方は、こちらの記事でも紹介していますが「ドラマーズ・ソングブック ~多ジャンル80曲!一生使えるドラム練習曲集~(アルファノート) より」を購入してチャレンジしてみてください。マジで楽しいですよ。
各エフェクトのレビュー
Room Rev:自然な残響でバランス良し
- 説明書のコメント:アンビエンスがある部屋の響きをシミュレートしたシーンです。
- 音の印象:まさに部屋の鳴りという感じで、どんなジャンルにも合う。
- おすすめポイント:迷ったらこれ!
- みやっちょの感想:ドライすぎず、響きすぎず、叩いてて安心感がある。
Arena:広がりのある派手なリバーブ
- 説明書のコメント:壮大なアリーナで演奏しているかのような響きが楽しめるシーンです。
- 音の印象:今回の実験では思ったよりアリーナ感が出なかった。細かい調整が必要かも
- おすすめポイント:ゆったりとしたバラードなどに
- みやっちょの感想:設定で作り込まないと効果が出にくいかもしれない。
Compressor:音の粒立ちを強調
- 説明書のコメント:コンプレッサーのエフェクトが掛かったシーンです。マイク入力の音のツブが揃い、迫力が出ます。
- 音の印象:現代的なパンチのある音に。
- おすすめポイント:良くも悪くもコンプレッサーって音
- みやっちょの感想:どんな曲でも使えると言えば使えるけど、曲に合わせて効果的に使いたい
Studio Rev:スタジオ録音風の響き
- 説明書のコメント:スタジオの響きをシミュレートしたシーンです。
- 音の印象:レコーディングスタジオで録音しているようなサウンド
- おすすめポイント:こういう音が好きな人にはたまらない。
- みやっちょの感想:みやっちょが一番好きなエフェクト。ぜひ使ってみてほしい。
Calf Heads:ビンテージ感のある柔らかい音
- 説明書のコメント:カーフヘッドをシミュレートしたトリガー音色が割り当てられたシーンです。
- 音の印象:想像よりコンプレッサーが効いてる
- おすすめポイント:一度は試してみてほしい
- みやっちょの感想:曲の録画・録音には面白いかもしれないけど。機材の比較などに使用するのは不向き
Vintage:昔ながらの温かみのある音
- 説明書のコメント:1960年代の大口径ビンテージドラムのような音がトリガー音色から得られるシーンです。
- 音の印象:レトロな雰囲気のある音。
- おすすめポイント:レトロな曲や雰囲気を出したいときに。
- みやっちょの感想:バスドラムがまさにオールドドラムって感じで好き。
まとめ:EAD10は“工夫次第で武器になる”
EAD10のエフェクトを使いこなすことで、初心者でも簡単に“いい音”を出すことができます。
今回紹介した6つのエフェクトを試して、自分の演奏スタイルに合った音を見つけてみてください。
気に入ったプリセットシーンがあったら、そこから細かい設定をいじっても良いかもしれません。
でもやはり基本はドラム本来のチューニングと叩き方です。
EAD10はそれを補助するにすぎない事を忘れないようにしましょうね。
それでは、また。