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こんにちは。叩いてみたドラマー YouTuber みやっちょです。

理想のスネアサウンドを追求するには
- スネアの素材
- 打面のドラムヘッド
- 裏面のドラムヘッド
- ミュート方法
などなど、色々な要素が必要となります。
ただスネアの音色にめちゃくちゃ重要な影響を与えているにも関わらず、なんだか後回しにしてしまうパーツがあります。
「スナッピー(スネアワイヤー)」です。
じゃあさっそく変えてみよう!と思っても種類がたくさんありすぎますよね。
どのメーカーのどんなスナッピーにしよう??全く見当がつかない。
そんなあなたにオススメなのが CANOPUS(カノウプス)社のスナッピー(スネアワイヤー)です。
CANOPUSのスナッピーは、反応の良さ、音の粒立ち、レンジの広さが魅力で、プロ・アマ問わず愛用者が多いです。
とは言え、せっかく買ったのに、思っていた音色と全然違った!なんてことになったら残念ですよね。
安心してください。
この記事ではカノウプスのスナッピーを装着した動画も載せますので参考にしてください。
- スネアのサウンドをワンランクアップさせたい
- スナッピーを探している
- カノウプスのスナッピーが気になっている
という人にオススメの記事です。
スナッピー交換でこんなに音が変わるんだ!ということを是非実感してください!
CANOPUSスナッピーの特徴と種類は??
カノウプスのスナッピーは大きく分けて2種類
- Vintage Snare Wire(ヴィンテージ・スネアワイヤー)
- Back Beat Snare Wire(バックビート・スネアワイヤー)
があります。
CANOPUS(カノウプス)Vintage Snare Wire(ヴィンテージ・スネアワイヤー)とは??
Vintage Snare Wire(ヴィンテージ・スネアワイヤー)は
カノウプス・ヴィンテージ・スネア・ワイヤーは、ヴィンテージ・スリンガーランドのスネア・ワイヤーを正確に成分分析し、同一素材を採用。量産が非常に難しい線径0.5mm、線外径1.35mm、ピッチ3.4mmのオリジナル形状を忠実に再現しました。
CANOPUS公式サイトより引用

さらに
このようにして成分分析、エンドプレートの厚さ、形状等の実験、量産問題の解決に数年の歳月を費やして完成したヴィンテージ・スネア・ワイヤーは、際立つ立ち上がりと音の深み、そして歯切れの良さを実現しました。
CANOPUS公式サイトより引用
とあります。
また、14インチのラインナップとしては
- CPSL-14NP:ワイヤー20本・クローム(メッキ有り)
- CPSL-14DR:ワイヤー20本・ドライ(メッキ無し)
- CPSL-14DR16:ワイヤー16本・DR(ドライ)のみ
- CPSL-14DR42:ワイヤー42本・終売
- CPSL-14DR-LSS:Ludwig Super Sensitiveスネアドラム用・ロングスケール
- CPSL-14DR-SRK:Slingerland社 RadioKing ClamShellスネアドラム用・ロングスケール
が用意されています。
通常のスネアに装着できるのは、CPSL-14NP、CPSL-14DR、CPSL-14DR16 の3種類になっています。
CPSL-14DR16 は14インチのみですが、CPSL-NP、CPSL-DR の2種類は、10インチ、12インチ、13インチ、14インチのスネアにも対応したモデルもあるのが嬉しいポイントです。
それぞれ、
- DR:メッキ無し(ドライではぎれのよいサウンド)
- NP:クロームメッキ仕上げ(倍音成分が多く、きらびやかなサウンド)
という特徴があります。CPSL-14DR16 はドライのみです。
CANOPUS(カノウプス)Back Beat Snare Wire とは?
バックビート・スネアワイヤーとは名前の通り
強烈なアタック音を生み出し、大音量の中でもサウンドの粒がクッキリと浮かび上がる驚異のスネア・ワイヤー!ロック、ファンク、ミクスチャー、その他あらゆるスタイルに対応する、アグレッシブでラウドなスネアサウンドがこの1本で手に入る!
スネアの音量が物足りない」「大音量でも埋もれないスナッピー・サウンドが欲しい」などの要望に応えるスネア・ワイヤーの登場です。巻き数の多い鋼線(ワイヤー)を採用し、それを支えるエンドプレートを1mm厚で仕上げることにより、2拍4拍のバックビートをアグレッシブに引き立たせる音量感と、細かいフレージングに対する反応の良さを両立しました。 その特徴は誰の耳にも聴き取れるほど明確で、まさにスネアが「生まれ変わった」と感じるに違いありません。
CANOPUS公式サイトより引用
というスナッピーです。

ラインナップは
- CPSS-BB14DR:ドライ(メッキ無し)ウッドシェルに効果的
- CPSS-BB14NP:クローム(メッキ有り)メタルシェルに効果的
- CPSS-BB14SNP30:30本 ニッケルメッキ仕上げ
- CPSS-BB14SNPW:42本 ニッケルメッキ仕上げ
の4種類です。
バックビートスネアワイヤーは全て14インチスネア用のみとなっています。
バックビートスネアワイヤーの特徴は、CPSS-BB14SNP30(30本ワイヤー)、CPSS-BB14SNPW(42本ワイヤー)と、通常のスナッピーよりワイヤー数の多いモデルの存在です。

ラインナップ別の特徴とおすすめポイント
Vintage Snare Wire(ヴィンテージ・スネアワイヤー)で叩いてみた
まずは「Vintage Snare Wire(ヴィンテージ・スネアワイヤー)」で叩いてみた動画を比べてみましょう。
使用楽曲のクレジットは
- 動画でドラムひとり遊び!ドラマーが夢中で叩きたくなる人気曲レシピ【改訂版】(アルファノート)
- 曲名:セッション(90BPM)
- 作編曲:高橋剛
使用機材は
- スネア:ラジオキング(レッド)
- スネアヘッド:REMO COATED AMBASSADOR
- スネアサイド:REMO SNARE SIDE AMBASSADOR
- 録音:EAD10
- EDA10エフェクト:Room Rev
- モニターイヤホン:ゼンハイザー IE100 PRO
- 録画日:2025.03.11
です。
CPSL-14DR:ドライ・20本
ワイヤーは20本。メッキ無しなので、ドライではぎれのよいサウンドが特徴です。ウッドシェルに効果的です。
CPSL-14DR16:ドライ16本
ワイヤーは16本です。16本タイプは DR(ドライ)のみのラインナップです。
本数少ないのってどうなんだろう?と思いましたが、これがまたまた良い効果を生んでいます。さすがCANOPUSです。
スネアワイヤーの倍音が僅かに少なくシェル鳴りが増しシェルキャラクターが明確になることで、ドラムの響きを太く感じることが出来ます。
また、コンサートドラムとして本革やルネッサンスヘッドを多用する方、ストレートワイヤーでドライすぎを感じている方には「ほどよいドライサウンド」をお勧めできます。
カノウプス公式サイトより引用
CPSL-14NP:クローム・20本
ワイヤーは平均的な20本。メッキ有りのタイプです。
倍音成分が多く、きらびやかなサウンドが金属胴に効果的、ということですが、木道のスネアにもバッチリ良い感じですよね。

Back Beat Snare Wire で叩いてみた
Back Beat Snare Wire は、30本、42本の聴き比べができるのが楽しみですね。
使用楽曲のクレジットは
ドラマーズ・ソングブック ~多ジャンル80曲!一生使えるドラム練習曲集~(アルファノート)
- 曲名:Peace of mind
- 作曲:綿貫正顕
- 作詞:岡崎勝利
- Vocal:岡崎勝利
- Guitar/Bass:綿貫正顕
使用機材は
- スネア:CANOPUS S-1450 The Steel 14’’×5’’
- スネアヘッド:REMO VINTAGEコーテッド
- スネアサイド:REMO AMBASSADOR
- 録音:EAD10+スマホ内蔵マイク
- EDA10エフェクト:Studio Rev
- モニターイヤホン:ゼンハイザー IE100 PRO
- 録画日:2024.11.26
です。
CPSS-BB14NP:クローム(メッキ有り)
良いですね!ハードロックの曲で使ってみましたが存在感のあるスネアサウンドです。
強烈なアタック音ときらめきのあるサウンドを併わせ持つスネア・ワイヤー。メタル・シェルのスネア・ドラムには効果絶大。ラウドなスネアのポテンシャルを最大限に向上させます。
CANOPUS公式サイトより引用
CPSS-BB14DR:ドライ(メッキ無し)
クロームに比べて少し落ち着いた音に聴こえますが2拍4拍のパワフルさは衰えません。
クロームは木胴でも金属胴でも効果的だけど、ドライは木胴でもっと効果が出そう。
強烈なアタック音を生み出すだけではなく、ゴースト・ノートの反応までも鋭いスネアワイヤー。ウッドシェルのスネアドラムに効果的です。
CANOPUS公式サイトより引用
CPSS-BB14SNP30:30本 ニッケルメッキ仕上げ
明らかにふくよかな音になりました。実際に叩いていた時も「おおっ」と思えるくらいふくよかでした。

大音量の中で力まずとも心地良いスネア・サウンドを安定して供給します。一般的な20本タイプでは物足りなさを感じていたが、幅広スネア・ワイヤーの代表格とも言える42本タイプでは多すぎる(Too Much)と感じていた方には最適なアイテムです。オープンで迫力があり、且つ耳に心地よいサウンドをお楽しみいただけます。
CANOPUS公式サイトより引用
「大音量の中で力まずとも心地良いスネア・サウンドを安定して供給」っていうのをマジで実感できるスナッピーです。
CPSS-BB14SNPW:42本 ニッケルメッキ仕上げ
うーん!太い!!ぶっ太いですね。
幅広スネア・ワイヤー独特のいやなミュート感を排除し、ぼやけがちな輪郭も矯正。さらにニッケル・メッキを採用したそのサウンドは、粒立ちを確保しても残響音がうるさくなりすぎない為、幅広SWには相性の良い表面仕上げ加工と言えるでしょう。オープンで迫力があり、且つ耳に心地良いサウンドをお楽しみいただけます。
CANOPUS公式サイトより引用
一般的に42本スナッピーだと、「いやなミュート感」「ぼやけがちな輪郭」があるみたいですが、確かにこのスナッピーからは感じられませんでした。優秀ですね。
スナッピーの取り付けも CANOPUS でキマリ!
カノウプスのスナッピー(スネアベルト)は「コード」でも「ベルト」でも取り付けが可能です。
スナッピーには「コード」が付属品として付いていますが「ベルト」も用途別に使い分けれるのがオススメの使い方です。
CNB:スネアワイヤー・ベルト(2本入)
ベルトタイプというと、従来はプラスチック(?)のようなフィルム製が多かったのですが、CANOPUSのベルトタイプは、抜群の耐久性を誇るしなやかなナイロン繊維を編み上げた物を採用しています。
不自然なバウンドによる音のチョークもなく、コードを使用したのと変わらないスネアワイヤーの自然な反応を実現しました。ライブ演奏に最適で、演奏中突然切れるといった不安から、コードを使えなかった方にお勧めです。
CANOPUS公式サイトより引用
コードタイプだとライブに不安。だけどフィルム製のベルトはあまり好きじゃなかった。という人にオススメです。
ライブでガンガン使う人はこれ一択ですね。
CNC:スネアワイヤー・コード(4本入)
もうひとつはコード(紐)タイプです。
一度コードタイプを使い出したらベルトタイプにはなかなか戻れないですよね。
ただ唯一の欠点が切れやすいことですよね。
カノウプスでは、芯になる繊維の量、それを包む繊維の編み方を研究し、従来品より格段に丈夫(当社比)で自然なバウンドを実現するコードを製作いたしました。スネアワイヤーの吸い付き感が格段に向上し、ルーズ、タイトを問わず幅広いアジャストレンジを誇ります。レコーディング等、より繊細さが必要な現場に最適です。
CANOPUS公式サイトより引用
そこまでたくさんライブをやらない人、レコーディングなどが中心の人はコードタイプがオススメです。
CANOPUSスネアワイヤーの選び方と比較|カノウプススナッピーを動画で解説 まとめ
いかがでしたか??CANOPUSのスナッピーの比較でした。
スネアの個性を引き出したいなら、スナッピー交換は間違いなく有効な選択肢です。
CANOPUSのスナッピーは、その違いをすぐに実感できる優れた製品です。
ジャンルやプレイスタイルに合わせて、ぜひ一度試してみてください。
あなたの理想のスネアサウンドに必ず役に立つアイテムです。
最後に価格比較リンクを掲載しますので、いつも使ってるショップでの取り扱いや在庫の確認、一番安いショップ探しなどの参考にしてください。
Vintage Snare Wire:CPSL-14NP・ワイヤー20本・クローム(メッキ有り)
Vintage Snare Wire:CPSL-14DR・ワイヤー20本・ドライ(メッキ無し)
Vintage Snare Wire:CPSL-14DR16・ワイヤー16本・ドライ
Back Beat Snare Wire:CPSS-BB14DR・ドライ(メッキ無し)
Back Beat Snare Wire:CPSS-BB14NP・クローム(メッキ有り)
Back Beat Snare Wire:CPSS-BB14SNP30・30本 ニッケルメッキ仕上げ
Back Beat Snare Wire:CPSS-BB14SNPW・42本 ニッケルメッキ仕上げ