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こんにちは、叩いてみたドラマーみやっちょです。
始めてスネアドラムを買おうと思っているけど、メーカーもたくさんあるし、サイズも色々。型番を見ても何が違うのかイマイチわからないですよね。
そんなスネア迷子にオススメなスネアドラムがラディックのスネアです。
え?ラディックって外国のメーカーじゃない??
自分はまだそんなレベルじゃないし、初心者用の安いスネアで良いんだけど。
でも、引っ越しやら何やらで多くのスネアを手放して、手元に残ったのはラディックとスリンガーランドのスネアでした。
今、思えば最初の一台目からラディックにしておけば良かったと思っています。
初心者からベテラン、プロのライブやレコーディングでも使用されているラディックのスネアを選んでおけば間違えありません。
とはいえ、ラディックだけでも相当な種類のスネアがあります。
今回はラディックのメタルスネアを例に、スネアの選び方を解説します。
- ラディックのスネアが気になっている
- 最初に買うスネアで迷っている
- スネアを選ぶポイントを知りたい
という人におすすめの記事です。
この記事を読んで、失敗のないスネア選びをしてください。
スネアドラムの選び方 〜 基本
スネアドラムを購入する基本的なチェックポイントとして
- インチ数(口径)
- インチ数(深さ)
- 素材
- メーカー
- その他の細かい部分
があげられます。
順番に説明していきますね。
スネアドラムの選び方 〜 インチ数選び
スネアにもたくさんの種類の大きさがあります。口径と深さです。インチで表されることがほとんどです。
口径の平均的な大きさは14インチです。
ほとんどのスネアは14インチです。特別なこだわりが無い限り最初の一台は14インチを選びましょう。
交換パーツやヘッドを選ぶ際にも14インチだと何かと便利です。
>> 初めてでも間違えない!スネアヘッドの選び方 の記事はこちらから
もちろんめっちゃ魅力的な13インチなどのスネアなどもありますが、2台目でも良いのでは?と思います。
ちなみにみやっちょがめっちゃ狙ってるスネアはコレ。
深さにも多くの選択肢があります。
一般的には 5インチから6.5インチです。一台目のスネアとしてはこのサイズから選べば間違えありません。色々な音楽に対応できるのでオススメです。
一般的に(みやっちょ的に)
- 3インチから4インチのピッコロサイズ
- 5〜5.5インチの浅胴サイズ(標準サイズ)
- 6〜6.5インチ以上の深胴サイズ
- それ以上の超深胴サイズ
というような考えで良いと思います。
スネアドラムの選び方 〜 素材選び
次に素材を選びましょう。
大きく分けて
- ウッドシェル
- メタルシェル
に分けられます。
ウッドシェルは木材で出来たスネアです。メイプルやマホガニー、バーチといった素材が有名です。
メタルシェルは金属で出来たスネアです。スチールやブラスが有名です。
ラディックのウッドシェルだと
- ジャズフェスト:メイプル/ポプラ/メイプル 3プライ
- レガシー・マホガニー:マホガニー/ポプラ/マホガニ 3プライ
- レガシー・エキゾチック・メイプル:メイプル/ポプラ/メイプル 3プライ+アウター1プライ
- レガシー・メイプル・クラシック:メイプル/ポプラ/メイプル 3プライ
- クラシックメイプル・エキゾチック:5プライメイプル+エキゾチックウッドIN&OUT
- クラシックメイプル:メイプル7プライ
- クラシックオーク:オーク1プライ/メイプル3プライ/オーク1プライ
- ニューソニック:チェリー3プライ+メイプル3プライ
- ユニバーサル:チェリー6プライ、マホガニー6プライ、ウォルナット6プライ
- クラブデート:メイプル2プライ+ポプラ3プライ+メイプル2プライ
といったラインナップがあります。
ラディックの場合はひとつの素材だけでなく、様々な素材を組み合わせているシェルが多いのですね。
プライというのは板の数です。
3プライというのは3枚の板を重ねて作っているという事です。
例えば、クラシックオークなら オーク1枚、メイプル3枚、オーク1枚 の合計5枚の板を重ねて作られているという事です。
ラディックだけでこんなにあるなんて選べないよ。と思ったあなた。
安心してください。
最初に手に入れるべきラディックのスネアはメタルシェルです。
それではラディックのメタルシェルのラインナップを紹介します。
- メタル:アルミ・クローム仕上げ
- アクロライト:シームレス・アルミ合金 など
- アクロシリーズ:ブラッシュ仕上げシームレスコパー、ブラッシュ仕上げシームレスブラス
- ブラックビューティー:ブラス・ブラックニッケル仕上げ
- スーパーラディック:ブラス・クローム
- スーパーブラス:ブラス
- クロムオーバーブラス:ブラス・クローム仕上げ など
- ロウブラスフォニック:ロウフィニッシュ・ブラス
- コパーフォニック:シームレスコパー・ピューター仕上げ、ロウフィニッシュ・コパー など
- ブロンズフォニック:シームレス・ハンマードブロンズシェル など
- アールームステンレススティール:ステンレススチール・フラットブラッシュド仕上げ
- アールームブラス:ブラス・フラット・ブラッシュド仕上げ
- ユニバーサル:ブラス・ブラックニッケル仕上げ
- ブラックマジック:ブラス・ブラックニッケル仕上げ
- スープラライト:スチール・クローム仕上げ、Beadedスチール
です。
メタルの方が多いやんけ!そんな声が聞こえてきそうですが、ラディックのメタルスネアで、いやラディックで押さえるべきスネアは
- メタル
- アクロライト
- ブラックビューティー
の3種類です。
メタルというのがラディックの代表機種いわゆる「LM400シリーズ」というスネアです。素材はアルミ・クローム仕上げとなっています。
野中貿易のウェブサイトによると
ラディックの代表機種LM400シリーズは、すべてのジャンルにおいてパーフェクトなサウンドをお届けします。
USA製のアルミ素材にクロームメッキを施し継ぎ目なしのシームレス・シェルは、明るく華やかなサウンドが特徴です。野中貿易ウェブサイトより引用
アクロライトはアルミ合金素材のスネアです。
2021年に惜しまれつつ廃番となったLM404C が新仕様で復活しました。
アルミシェル特有の軽快でオープンな響きを維持しながら、これまでの8テンションから10テンションに 変更され、より緻密なチューニングが可能になりました。野中貿易ウェブサイトより引用
ブラックビューティーはブラス・ブラックニッケル仕上げのスネアです。見た目もカッコいいし音もカッコいいし名前もカッコいい。憧れのスネアという感じです。
ラディックが‛もっとも有名なドラム’と評されたのは、代名詞でもあるブラックビューティー・スネアドラムの存在です。
シームレス・ブラスシェルに施されたニッケルブラック仕上げが美しく、柔らかい太い響きは他社には真似できない渾身のシリーズです。
独特な製作工程を持ち、量産が難しく年間の生産数が限られている逸品です。野中貿易ウェブサイトより引用
そして最初の一台としてオススメなのはLM400シリーズのメタルスネアです。
それではLM400シリーズのラインナップを見ていきましょう。
スネアドラムの選び方 〜ラディック・メタル(LM400シリーズ)編〜
LM400シリーズのラインナップは現在8種類です。
- 深さ
- ハンマード仕上げ
- ラグ
の違いで8種類になります。
深さによって大きく2種類に分けられます。
- 深さが5インチのもの:LM400
- 深さが6.5インチのもの:LM402
です。わかりやすいですよね。
その中でシェルにハンマリングを施したハンマード仕上げのスネアは品番に「K」が付きます。
LM400K や LM402K といった感じですね。
ハンマード仕上げしたスネアは全体的に音が太く丸く豊かだと言われています。
最後にラグの違いです。
- インペリアル:無印
- チューブラグ:品番に「T」
です。
ラグとは シェル(本体)に付けるパーツで、チューニングボルトを受け止めている部分です。
文字にするとわかりにくいですよね。
ネジの受け入れ部分ですね。こちらがインペリアルラグ。
こちらがチューブラグです
わかりますか??ネジの取り付け部分が違いますね。
迷ったら「インペリアルラグ」でOKです。
まとめると
モデル | サイズ | シェル | ラグ | 希望小売価格(税抜) |
LM400 | 5 X 14 | アルミ・クローム仕上げ(1.7mm厚) | インペリアルラグ | ¥99,000 |
LM400T | 5 X 14 | アルミ・クローム仕上げ(1.7mm厚) | チューブラグ | ¥109,000 |
LM400K | 5 X 14 | ハンマードアルミ・ クローム仕上げ(1.7mm厚) | インペリアルラグ | ¥115,000 |
LM400KT | 5 X 14 | ハンマードアルミ・ クローム仕上げ(1.7mm厚) | チューブラグ | ¥125,000 |
LM402 | 6.5 X 14 | アルミ・クローム仕上げ(1.7mm厚) | インペリアルラグ | ¥110,000 |
LM402T | 6.5 X 14 | アルミ・クローム仕上げ(1.7mm厚) | チューブラグ | ¥120,000 |
LM402K | 6.5 X 14 | ハンマードアルミ・ クローム仕上げ(1.7mm厚) | インペリアルラグ | ¥126,000 |
LM402KT | 6.5 X 14 | ハンマードアルミ・ クローム仕上げ(1.7mm厚) | チューブラグ | ¥135,000 |
最初の一台として選ぶなら、深さで悩んで、あとはインペリアルラグ、通常のアルミ・クローム仕上げでOKだと思います。
見た目が気になったりした場合は、もちろん直感を信じて良いと思いますよ。ラディックのLM400シリーズでハズレはありませんから。
唯一、中古品は注意が必要かも知れません。素人にはわからない歪みがあったりするみたいです。
自分は最初の一台は中古を買ったんですが、プロの人に「歪んでるね。音が良くない」って言われたことあります。
スネアドラムの選び方 〜ラディック・メタル(LM400シリーズ)編〜 まとめ
いかがでしたか?ラディックのスネアの選び方を解説しました。
今回は「まずはコレを買っておけ!」という一台「LM400シリーズ」のラインナップを紹介しました。
- 素材はアルミ・クローム仕上げ
- 深さは5インチと6.5インチの2種類
- ラグの種類は2種類。インペリアルラグとチューブラグ
- ハンマード仕上げをした「K」もある
- 組み合わせで 全8種類
という「LM400シリーズ」の紹介でした。
この記事を読んでくれた人が失敗しないスネア選びができますように!
それでは、また。