こんにちは。ソムリエ ブロガー みやっちょです。
2020年度のSAKE DIPLOMA 二次試験の論述問題で「球磨焼酎と相性の良い料理」が問われました。
>>SAKE DIPLOMA論述問題に出題された「球磨焼酎と料理」の記事はこちらから
また、2020年度SAKE DIPLOMA二次試験のテイスティング問題にも「米焼酎」が出題されています。
>>2020年度 SAKE DIPLOMA テイスティング銘柄の記事はこちらから
- 米焼酎を探している
- SAKE DIPLOMA二次試験対策で球磨焼酎を探している
- 色々な種類の球磨焼酎を試してみたい
という方におすすめの記事です。
田崎真也著「本格焼酎を愉しむ」の中から、比較的ネットで手に入りやすい「球磨焼酎」を選びましたので参考にしてください。
- 常圧蒸留と減圧蒸留を比較できる銘柄
- 常圧蒸留にこだわった蔵の銘柄
- 減圧蒸留を楽しめる銘柄
を紹介します。
「本格焼酎を愉しむ」は2013年11月に初版発行のため、情報が古い場合がありますので、最新の状況は各ショップや酒蔵の情報をお確かめください。
【SAKE DIPLOMA対策】球磨焼酎を学べる米焼酎 6選
球磨焼酎とは
球磨焼酎は、米焼酎です。「くま焼酎」と読みます。
米焼酎とは、麹も主原料も米を用いて造られた焼酎のことです。
球磨焼酎の「球磨」は
地理的表示に指定されており、米麹及び球磨川の伏流水である地下水を用い、球磨郡または人吉市で製造された単式蒸留の米焼酎に限り「球磨」を表示することができる。
「SAKE DIPLOMA Second Edition」より引用
球磨郡や人吉市以外で造られた米焼酎を「球磨焼酎」と名乗ってはいけませんよ!という事です。
シャブリがシャルドネで造られた白ワイン、というのと同じように、芋や麦で造られた「球磨焼酎」はありませんよ!という事ですね。
【球磨焼酎】減圧蒸留と常圧蒸留を飲み比べよう
豊永酒造の「豊永蔵」と「常圧 豊永蔵」です。
どちらも有機米を使用しています。アルコール度数は25度です。
麹は白麹を使用しています。
2020年度のSAKE DIPLOMA二次試験に出題された米焼酎は減圧蒸留の焼酎でした。
現在まで、SAKE DIPLOMAの試験では出題はされていませんが、焼酎のテイスティングコメントも「本格焼酎を愉しむ」には載っています。
【球磨焼酎】常圧蒸留にこだわっている蔵の焼酎を飲もう
六調子酒造
六調子酒造の「特吟 六調子」です。
常圧蒸留です。
アルコール度数は35度です。
一次仕込みに白麹、二次仕込みに黄麹を使用しています。
六調子酒造は
近年、球磨焼酎全体で減圧蒸留によるタイプが主流となるなか、常圧蒸留焼酎を主体につくっている蔵です。
「本格焼酎を愉しむ」より引用
「本格焼酎を愉しむ」には掲載されていませんが、六調子酒造からもう一種類紹介します。
「心月」です。
六調子と同じ常圧蒸留貯蔵熟成酒ですが、古酒です。
アルコール度数は25度です。
古酒と新酒をブレンドをしていない、まさに100%の古酒です。
「コクがあるのにコクをひけらかさない、六調子が大人(たいじん)の味なら、心月は君子の味。」と俳人上村占魚氏に評された、球磨焼酎の原点を語る一本です。コクがあるのにさらりとして、かすかに蜂蜜のような甘さが残るのが特徴です。
六町市酒造株式会社ホームページより引用
寿福酒造場
寿福酒造場の「武者返し」です。
常圧蒸留です。
アルコール度数は25度です。
白麹を使用しています。
寿福酒造場は
明治二三(一八九〇)年の創業以来、常圧蒸留のみにこだわった蔵。米は地元のヒノヒカリを一〇〇パーセント使用し、甕仕込みを行っています。
「本格焼酎を愉しむ」より引用
【球磨焼酎】華やかな香りの減圧蒸留を飲もう
鳥飼酒造の「吟香 鳥飼」です。
減圧蒸留です。
黄麹を使用しています。
アルコール度数は25度です。
鳥飼は、少しこだわったスーパーマーケットや酒屋でもたまに見かけますね。
吟香 鳥飼は
通常は清酒づくりに使用する黄麹と、吟醸用の自家培養酵母を使い、山田錦を五〇〜六〇パーセントに精米したものでもろみを仕込んでいます。
「本格焼酎を愉しむ」より引用
【SAKE DIPLOMA対策】球磨焼酎を学べる米焼酎 6選 まとめ
いかがでしたか??球磨焼酎6種類。
- 同じ蔵の常圧蒸留と減圧蒸留が比較ができる球磨焼酎
- 常圧蒸留にこだわった蔵の球磨焼酎
- 減圧蒸留の華やかな香りの球磨焼酎
私は普段なら芋焼酎や泡盛をついつい選んでしまいますが、今回紹介した米焼酎ならたくさん試したくなりますね。
SAKE DIPLOMA の試験を受ける方はもちろん、そうでない方も普段からも米焼酎をもっと楽しみましょう。
それでは、また。
>>SAKE DIPLOMA論述問題に出題された「球磨焼酎と料理」の記事はこちらから